【派生作品】怪異達の日常 (ページ8)

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木下優花の日記帳ページ8

八月四日。
今日日記を買いました。忘れないように注意しながら今日あった事を書きます。
これは今日書いた自画像です。ボロ家さんに前から置いてあった鏡をディアミドさんがうっかり割ってしまったから、新しい鏡が来ました。新しい鏡はすごく綺麗に私が映りました。ディアミドさんは怒られていました。

八月五日。
犬飼さんがにこにこしていました。たくさん良い事があったと言っていましたが、何があったかは内緒って言っていました。でも、他の人に聞いたら、素敵な女の人と一緒にお喋りしていたと言っていたので、犬飼さんはきっと好きな人とお喋りできて嬉しかったんだと思いました。

八月六日。
私の根元に変な苗木ができていました。首から下がないから歩けず跳ねるしかできませんでした。その苗木はゆっくり、ゆっくりって、にこにこしてました。とても可愛かったです。でも夜になってカコクセニオスさんがバラバラにして食べてしまいました。可哀想でした。

八月七日。
お庭に変なお化けがいました。兎さんみたいな耳が生えた大福のお化けで、なでなでしたら、たまーって鳴きました。とても可愛かったです。でも、どこから来たんだろう？野良お化けさんかもしれないので、皆に隠れて育ててみようかな。

八月八日。
大福お化けさんの飼い主の大きなお化けさんがいました。大福お化けさんは飼い主お化けさんからはぐれちゃっていたらしいです。飼い主お化けさんは大福お化けさんを連れて帰ってしまいました。飼い主お化けさんは聞いた事のない言葉を話していました。どこの国の言葉だったのかなぁ？