『No.47』「買物について」 ページ47
ーー
「「買い物行きたい」」
「いいぞ」
そんな感じで決まった今日、
今俺らがいるのはショッピングモールだった。
「おおっ…」
「凄い大っきいね！」
「そりゃショッピングモールだからな
あんまりはしゃぐと置いてくぞ」
「親として置いてくのはないだろ」
「まぁまぁ…」
親1人子2人。
こんな感じで買い物来たのいつぶりだ？
…いや、あん時は津美紀じゃなくて
あいつがいたのか。
恵もこんなんじゃ無くて、もっとちっこくて…。
「父さん、ぼーっとしてると置いてくぞ」
「こら恵、そういう時はほっといてあげるのが
親切ってもんなんだよ」
「なら先行ってるか」
「おい、聞こえてっからな」
そんなこんなでまず向かった先は、
文房具売り場だった。
津美紀と恵はノートと鉛筆をかごにいくつか入れ、
俺はそれを会計した。
次に向かったのは…。
「今日はお買い物に連れて来てくれてありがとう！」
「…は？」
「俺らは買いたい物が買えたから」
「まだ帰んねーぞ、少なくても昼まではいる
…服だ、服を見に行くからな」
そう言って歩き出す。
昼飯ここで済ませて帰るんだから、
それまで粘らねぇと。
しかも、津美紀と恵と最近色々あったしな…。
そう考えながら2人の手を引いて歩いていると、
1つの店が目に止まった。
「盆踊り大会っていつだ？」
「え、お父さん日程表渡さなかったっけ？」
「今週末だよ」
「へぇ…
よし、浴衣買うぞ」
「「え！？」」
「盆踊りっつったら浴衣だろ？
お前ら何着てくつもりだったんだよ」
「いつもの」
「常連客っぽく言うな」
「高いし…良いよそんな勿体ない
浴衣じゃなくて食費に回そう？」
「良いんだよ、俺に払わせろ」
そう決意したら最後までやり通す。
好きな色の浴衣を持ってきてもらって合わせる、
…いや大体何でも似合うなこいつら。
とまぁ、一通り悩んだ後、
値段的にも色味的にもサイズ的にも丁度良い物を
津美紀、恵にそれぞれ買った。
んで、昼飯食って、帰った。
ここでの話は姉貴にもしねぇ。
久しぶりの買い物は、家族の良い思い出になったし
俺たちだけの秘密だ。
ーー
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彩音(プロフ) - ツバメさん» ツバメさん、ありがとうございます！ 続編はただ今作成中となっております ある程度軸が固まって来たら後悔する予定です 続編が出た時はよろしくお願いします！ (2022年1月15日 15時) (
レス) id: 328026f71e (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 続編＝更新期待してます頑張って下さい (2022年1月4日 0時) (レス) @page1 id: 020ea1b549 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - ツバメさん» ツバメさん、ありがとうございます！ お褒めの言葉をいただき、私も凄く嬉しいです！ 仰った内容に完全に沿う形になるかは分かりませんが、私なりの続編を作成しようと考えています 年は変わると思いますが、続編が出た時はよろしくお願いします！ (2021年11月26日 17時) (レス) id: 328026f71e (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 凄く面白いし甚爾生存で嬉しいです 一部の家族でほのぼのありきでこのまま完結では無くこの続き甚爾が特別講師として高専にいてお姉さんと成長した恵達とサシス組含めて色んな人との絡みや関わりを持てた物を見たいと思ってしまうのですが？… (2021年11月26日 0時) (レス) @page50 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 極楽蝶＊さん» 極楽蝶＊さん、ありがとうございます！ 面白いと言って頂けてとても嬉しいです！ そうなんです、そのシリーズが大好きで…度々入れています 気付いて貰えて良かったです！ (2021年9月22日 22時) (レス) id: b85aa9bf64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩音 | 作成日時：2021年9月1日 21時
