【文アル・刀剣乱舞】鈴桜と夢 (ページ47)

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閃光ページ47

《ﾊﾟｱｱｱｱｱｱ》

「「「「「「？！？！？！」」」」」」

後ろのドアから、漏れ出すほどの強い光が出た。
とても強烈な閃光で、黒い霧は少しだけ消えた気がした。

桜「あれは…、潜書時の光！」

桜が片手で目を覆いながら叫んだ。
補修室と潜書室の壁は、繋がっているのだ。

ーすぐに、補修できるように。

ネコ
「おかしい…、今は誰も潜書していないぞ！」

鉦
「ええ、じゃあおかしいよ！」

凛
「いえ、これは…出てこようとしているんです」

眩しい閃光に目もくれず、凛は目を向けた。

竜
「出てこようと？！侵蝕もされていないのに…！」

文豪が転生するのは、司書に呼ばれるか、侵蝕された本からの救出。
その理を覆すのは、相当な意思がいる。

太宰/瑛斗
「「出て来るって…でも侵蝕者だったら嫌だぞ！」」

織田作
「大丈夫なん、おっしょはん！」

葵
「侵蝕者は黒い光だからこれは、文豪みたい…」

しかし、一瞬消えかけた黒い霧が負けじと勢いを増す。
それにまるで呼応するかのように。

「やあっ！」

《ﾋﾟｶｯ！…ｻﾞﾝｯ》

一つの閃光が線を描き、黒い霧を切り裂いた。