【文アル・刀剣乱舞】鈴桜と夢 (ページ39)

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補修室で眠るページ39

補修室では未だ静かに眠る檀と楓を、
無頼派の3人は静かに見ていた。

「「「………」」」

「…何してるんですか」

「「「！！！！！」」」

太宰はそばの丸椅子に座り、必死に檀が目覚めないか見ている。
安吾は楓を静かに見て、織田作はそんな二人を心配そうに見ていた。

そんなとき、出入り口側から声が聞こえた。

織田作
「蓮クン…」

蓮
「あんなにうるさいほど騒がしかったのに」

珍しく本も持たず現れた蓮は今、
いつものような冷たい雰囲気ではなくて
どこか優しそうだった。

蓮
「檀先生は勿論、楓さんの事、気になりますか？」

そう語り掛ける蓮には優しそうな雰囲気に
不思議な雰囲気もあった。

太宰
「そりゃ…もちろんそうだろ。」

織田作
「蓮クンは、なんでここに来たん？」

蓮
「桜から、3人におにぎりとお味噌汁をやってきてと、言われたから持ってきたんです。」

そう蓮は答え、3人の横の机におにぎりと味噌汁の乗ったお盆をおいた。

太宰
「…ありがと」

蓮
「いくら気になるとはいえ、栄養を摂らないと、起きた檀先生に怒られますよ。」

ハア、と呆れたように溜息をついた蓮は、お盆を置いて
一仕事終えたからか、補修室から出て行こうとした。

太宰
「・・・蓮は、良いのか？楓。」

そう太宰がポツリと呟くと、蓮は、

「…今は、回復を祈ってください。話は、それからです。」

と言い残し、完全に補修室から出て行った。

織田作
「…なあ、太宰クン」

太宰
「わかってる」

安吾
「起きたら盛大に宴だな。」