寒い中(本) ページ37
鉦「う〜んー、ここほんとどこだろ。。。」
と、鉦は白い息を漏らしながら、手を腕にあて、
歩いていました。
その頃
竜「全然周りの風景が見れない‼((((；ﾟДﾟ)))))))」
梨奈
「お兄ちゃん、落ち着いて」
瑛斗
「…ねえ、気のせいじゃないかもしれないんだけどさ…」
雪降ってきてない？
竜「！」
梨奈
「ええ、嘘でしょ…？」
竜「…ヤバイな。雪が降ってくると遭難する確率も高くなる。
早めの避難もしたいけど、鉦をこのまんま置いとけないし。
俺たちも危なくなるからなぁ、何処かに洞穴があれば良いんだか。」
瑛斗
「えー、それは難しいって。
だってあたり一面真っ白だし…」
と、瑛斗は呆れ果て溜息をついた。疲れたのだろう。
竜「それなら、カマクラを作って休む場所を作っておくか。
まだ、雪の降りかたも少ないから早めのカマクラをしとけば休まれる。」
瑛斗
「ええ…竜かまくら作れんの…」
竜「瑛斗、昔一緒にかまくらを作っただろう。
桜達と、一緒に使って、その中で昼寝した奴はお前だろう。」
梨奈
「おわあ…」
瑛斗
「えっごめん覚えてないわ…
桃ちゃんが爆速で楓に雪玉投げて雪合戦してるのしか…」
竜「桃ねえ達は楓と雪玉してたからなぁ〜。
印象が大きいんだろう、それより早くかまくらするぞ。」
梨奈
「そうだねー。」
瑛斗
「うー、手が冷える…(雪つみつみ)」
それから数分後、カマクラが完成しました。
竜「とりあえずカマクラにしたし、この吹雪が落ち着けばいいんだが。」
瑛斗
「うへえ、さむい…」
梨奈
「鉦、大丈夫かなあ…」
竜「瑛斗、大丈夫か？雪山だから、火はおこせないし、
かまくらしても、吹雪の風が入ってくるな、
ちょっと俺たちのが危なくなるからどうするか。」
梨奈
「凛ちゃんに頼めばーお兄ちゃん。
多分見てるでしょ。」
竜「そうだな、凛姉さんに一度帰還すると連絡するか。」
瑛斗
「状況報告？え、でもこの吹雪の中鉦大丈夫かな。。。」
梨奈
「鉦真冬の中ノースリーブで立てる程寒さに強いから大丈夫でしょ」
竜「そうだったな、あの時はびっくりしたな。
真冬の中でノースリーブだったな。」
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