【文アル・刀剣乱舞】鈴桜と夢 (ページ12)

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本からの声ページ12

窓の修復が終わり、館長達に庭の設計図を渡した後の帰りに
潜書室から男の人の声と女の人の声が聞こえて来ました。

潜書室近く

「あれ？この男の人の声は……何処かで聞いてた声に似ているけど、まさかね……」

ｷｨ

桜は、潜書室の入り口を少しあけて、中をみたら、男性一人と女性が二人がいました。

男「此処はまさか、図書館……？」

女「そうみたいだけどこの図書館、何か変じゃない？さっきの黒いモヤモヤな敵が消えたし。」

女「それもだけど、私達三人だけみたい……。葵が居ない！！」

男「！…えっ、葵が……？もしかして、さっきの襲撃ではぐれたのかなぁ？」

・・・・・・・・・・・

桜は、潜書室にある机近くに隠れて聞いてました。

桜「(まさか、瑛斗兄さん達…？葵姉さんが行方不明かよ！
こりゃ、兄さん達を保護するか…。……あれ？兄さん達の近くの本の様子が可笑しい)」

瑛斗達が話してた近くの本棚の一角が黒くなっていきました。

桜「(ヤバイッ！！浸蝕者の予兆だ。)」

桜は隠れてた所から飛び出して、彼らに危険があると知らせました。

桜「瑛斗兄さん達、そこの本棚から離れて！！」

瑛斗「えっ(ｿﾞｸ)、！！…二人共、早く下がろう。」

莉奈「えっ」

彩花「嘘……」

桜の声に気付いて、三人は話してた近くにあった本棚から、素早く離れました。

桜は、その三人に近づいていき、本棚の黒いのが消えていきました。

桜「(本棚の様子が戻った…！…まさか、葵姉さんの本が教われたって事か……？)」

瑛斗「？…！ま、まさか……桜？」

莉奈｢…あ、本当だっ！桜じゃんっ！」

彩香「うわぁ～!桜、久しぶり！！」

桜「瑛斗兄さん、莉奈姉さん、彩香姉さん。」

瑛斗「桜……、久しぶり。((グシャグシャ))」

瑛斗は桜に近づいて行き、頭を撫でてやりました。

桜「瑛斗兄さん、髪の毛がグシャグシャになるよ……。…葵姉さんも、一緒に居たのか？」

映斗「えーっと…、一緒に居たんだけど、途中から離れ離れにね…」

桜「そうか……それなら、早めに保護しにいかないといけないな……
でも、時間帯がもう夕食の時間だし……瑛斗兄さん達はこの部屋で待っていて。
すぐに葵姉さんを保護してくる。」

瑛斗「え、あ、ちょっ……保護って……。…桜、一人で大丈夫なの？」

桜「大丈夫！大丈夫！さっきの現象も調べたいしね。」

桜はそういいながら、先程の本棚にちかついていき、調べていきました。