薬剤師の日常 (ページ13)

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夏祭り6(暗め) ページ13

花火を見渡せる高台

ノシャーラ「フフフ……カナメちゃんに、レイナちゃんも久しぶりね。」

レイナ「なんで、ノシャーラ姉さんが此処に……」

レイ「まさか……シノを探しに来たのか！！」

ノシャーラ「それも、あるけどね。この祭りの花火を見に来た理由もあるし。」

カナメ「花火を見に来ただと……」

ノシャーラ「えぇ……此処の花火を見ると願いが叶うという噂があってね。」

レイナ「その噂は、聞いたことある！」

カナメ「レイナサマ、そんな噂があるのですか？」

レイ「その噂なら、俺も聞いたことがある。」

ヨザ「あら、その花火の噂なら、私も聞いたことがあるわ。」

シキ「え～～!!ヨザさんも、聞いたことがあるのですか。」

ヨザ「えぇ……確か、数年前の花火の時に、二組のカップルが花火に願いをして、その願いが叶ったという噂よ。」

ノシャーラ「その噂が本当なら、私も叶えたい願いがあるから、来ただけよ。」

シアン「そうか！そうか！」

シアンは、そういいながらノシャー
ラにちかつき、頭を撫でていました。

ジンキ「ちょ！シアン！何してるんだ！」

シアン「何って、ただ頭を撫でてあげてるだけだそ？」

レイナ「危なくないの？前は、カナメとシキを突然襲ったと聞いたけど…」

ノシャーラ「あのときは、カナメちゃんが可愛くてねぇ♪♪」

カナメ「(寒気してくる…これは、ヤバイ感じするぅ)」

シキ「(ﾌﾙﾌﾙ…カナメ、ノシャーラ怖いよ)」

カナメとシキは、ノシャーラ
を警戒して下がっていきました。

レイ「その噂をしに来たんなら、俺たちは、別の高台にいくか。」

レイナ「賛成！カナメとシキも来なよ。ルフナも危ないかも知れないけど、着いてきたほうが良いね。」

ノシャーラとシアン、ジンキの三人から、カナメとシキ、ヨザ、ルフナを危ない目にさせないように、後ろに下がりながら近くの高台に歩いていきました。

ノシャーラ「アラアラ…いっちゃた。」

ジンキ「(そうしといたか。俺たちから少し離れば大丈夫だと感じたか。)」

少し離れた高台

レイナ「レイ、ジンキじいちゃんにシアンは大丈夫かな？」

レイ「あの二人なら、大丈夫だろう。俺も手助けしたいけど、この甚平を着ているから、無理だしな。」

レイナ「そうね浴衣を来ているから汚したくないし。」

ヨザ「それよりシアンとジンキは大丈夫なの！シノがずーと探している人よ。」

レイナ「大丈夫よ！ジンキじいちゃんは、シノの両親とも知り合いで、シノの父親を鍛えたみたいなのよ！」