どうせ凍ってしまうのに。 (ページ6)

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〈ソジュンside 〉

最近は、隈ができなくて済んでる。

でもこれは全部ジョングギのおかげ。

仲間に頼るのはいつだってやめてきた。

奇病のことでどうせ気持ち悪がられるだけだから。

だけどジョングギは違う。

ジョングギ、お前を頼ってもいいの？

僕は思った。

ヒョンという全てのプライドの塊を捨てジョングギ、お前の前ではありのままの自分でいるよ。

僕はジョングギの前ではありのままの自分でいることにした。

僕はリビングにいるジョングギを呼んだ。

ソジュン) ジョングギ～！ちょっときて～！

僕が呼ぶと少しして部屋に入ってきた。

ジョングギは僕の隣に座ったから僕はジョングギの膝の上に座りなおした。

ジョングギは案の定驚いて僕に聞く。

JK) ソジュヒョンってそんな甘えん坊な人でしたっけ。

ソジュン) ジョングギの前ではありのままの自分でいるって決めたから。

ジョングギは嬉しそうな顔をしていた。

まぁ僕も本当の意味で心を許せる人ができて安心した。

僕の奇病を聞いて僕のことを受け入れてくれた人がいなかったから。

僕は嫌だった。

毎日、今にも消えそうな命の灯火をつないでいるようで。

でも今は違う。

その火が灯火ではなく、しっかり新しい着火剤に引火したよう。

それもジョングギのおかげ。

いつのまにか僕の支えは、ジョングギになっていた。