みっくん彼氏 3 ページ10
Aside
ーーー
北「お兄さん、こんなやつ取っ捕まえて…
そんなに女に飢えてんの？」
みっくん……。
肩で息して…
すごい走ってきてくれたんだね。
「……あ？」
北「まぁまぁ、そんな怖い顔すんなよ。
ほれ…ここ。この店。
かわいい女の子いっぱいいるらしいぜ？
タダ券やるから。」
「…へー、まじ？
さんきゅー、にいちゃん！
あんた、いいヤツだな。」
北「……あぁ。楽しんでこいよ。」
言葉とは裏腹に
聞いたことない位の低い声を出すみっくん。
,
そんなみっくんとは
これまた逆に軽い足取りで
ルンルンに去っていった酔っぱらい男。
.
はぁっ………
恐怖から解消された安堵感と
再び違う恐怖への怯えにため息をつく。
チラッ…
北「……………。」
『……ごめんなさい。』
…やっぱ、怒ってる。
『あの… 「早く帰るぞ。
あいつが戻ってくる前に。」
『…え？』
北「さっき渡したタダ券…
あれ、かわいい女の子っつても
ニューハーフな。そっち系。」
『………っと？』
.
.
え、みっくん、、何？
もしかしてみっくん、そういう感じ？
可愛い顔してるもんね。みっくん。
好かれそう…おねぇさまたちに。
.
北「あ、言っとくけど、俺の趣味じゃねーから。
貰ったの。さっきそこで。」
『え？あ、そうなの？…あぁ、そっか。なんだ。』
私の疑惑はどこへやら。
一瞬で疑惑を解消してくれて…
北「ま、そんなことより
早く帰るぞ。
お前にはちゃーんと分からせてやんねーとな。」
『へ？』
北「へ？じゃねーよ。
俺がどんだけ心配したと思ってんの？
帰ったらお仕置きだかんな。」
.
そういって、
ニヤッって怪しい笑みを浮かべるみっくん。
.
でもその後すぐに、
北「ま、俺が来るまでよく我慢したな。
怖かっただろ？
頑張った、頑張った。」
って、優しく手を握ってくれるみっくん。
頭ポンポンのおまけ付き。
.
そんな彼の見事なギャップに
思わず緩んでしまう私の頬。
.
『ふふ、みっくん。』
北「あんだよ？」
『大好き。』
北「……どーも。」
.
★end★
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Bear(プロフ) - ちゅるるんさん» ちゅるるんさん★はじめまして^^ ひゃあ、気に入って頂けてよかったです！泣 。わぁ！ぜひぜひ☆飛んで読みに行っちゃいますね〜！ ちゅるるんさんもまたお時間ある時、遊びにいらしてくださいね！お待ちしてます☆ (2016年7月30日 22時) (
レス) id: 1b9765459f (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるるん - 「誰の部屋？」凄く面白いですっ！やっぱり、宮玉面白すぎです笑 わたし、玉ちゃんmainの小説書いてるのでぜひ暇な時に読んでみて下さいっっ。（Bearさん程上手ではないですが…） (2016年7月30日 18時) (レス) id: c5aa06dfc5 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 毎回楽しく読ませていただいてます！もし、よろしければ、天使ちゃんの方のパスワードを教えていただきたいです！ (2016年3月28日 18時) (レス) id: 0602318798 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 毎回楽しく読んでますなのでパス教えて下さい (2016年3月28日 18時) (レス) id: a44d74a5a8 (このIDを非表示/違反報告)
怜香(プロフ) - コメント失礼します！新作読みたいです。パス教えてください!! (2016年3月28日 9時) (レス) id: b29cad7c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Bear | 作成日時：2016年2月23日 21時
