i姫ちゃん 4

君色の浴衣 3 ページ38

Aside

ーーー




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『ちょっとちょっと…
皆、自分のは選んだの？』






「「「選んだよ。」」」







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…………。






見事にハモる皆。






こういうところは一致するのね。




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『と、とにかく！
そんなことで、もめないでよ。』








二「…じゃあ結構Aはどの浴衣にするの？」







『……決まってない。』






千「じゃあ、水色にしなってば！
まずはベースの色を決めるのが先決でしょ。」







『………うーん。』







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あまりの勢いに下を向いて悩んでると







横「さっきからお前らな〜。
A困らすようなこと言うなよ。」




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って頭ポンポンしながら
横にきてくれたわったー。







『わったぁー……。』






横「はいはい、グズらない。
色で悩んでるなら、
Aは白の浴衣が似合うよ。
メンバーカラーだし、皆も文句ないよな？」



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って皆に言い聞かせる渉ママ。





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玉「清楚系じゃん。絶対似合う〜。」




宮「ほう、白の浴衣もいいですな。」








って頷く宮玉の後ろから




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藤「んじゃ、これにしたら？」



一つの浴衣を持ってきた太ちゃん。



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北「へー、いいじゃん。」




二「わ、すご。絶対かわいいじゃん。」




千「はい、決定〜！」







『うわぁーー！！可愛い！
これにする！！』







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そう言って皆が太ちゃんから受け取った浴衣は、




.



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白を基調とした浴衣に、
メンバー全員の色が使われた花柄の浴衣。




全体に7色の花が散りばめられていて
すっごくおしゃれで可愛い浴衣。


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私は、この浴衣のようにみんなの輝く色を
引き立てる白色みたいな存在でいたいから
喧嘩なんてしなくていいんだよ。






end

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