〈テニプリ〉氷帝男子テニス部とオカルト大好き少女！〈ギャグホラー〉 (ページ37)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:47,481 hit

第36話～白ふわを避けようぜゲーム開始～ページ37

向きを変えて走り出した僕たち

でもただ単に避けるんじゃつまんないしなぁ･･･

あ「あ、じゃあゲーム形式にしましょ。あの白ふわにかすったり当たったりしたらここ出てから飲み物全員に奢るってことで。はい決定はいスタートォォォ!」

周りの意見?そんなの聞いてる時間ないし

仮にあったとしても僕は聞かない

日「ちょ、突然すぎだ!」

あ「そんなん知るか。ほらほら避けないと!」

喋ってる場合じゃなかったね。ちゃんと避けなきゃ奢ることになっちゃうもんね

僕は目の前に来た白ふわを少し体制を低くして避ける

そしたら白ふわ、まっすぐ飛んでってどっかに消えていった

あ「消えた!?え、マジか!」

忍「笑ってる場合じゃないやろアホ」

忍足さんが普段聞かないような低音の声で言った

正直一瞬ゾワッとした

あの女より怖いんじゃないか

まぁ、今は自分たちのこれからがかかっているからふざけてる場合じゃない

あ「･･･すみません」

忍「ん、分かればええよ」

そして軽く微笑んでみせる忍足さん

随分余裕じゃあないですか?

宍「出口もうちょいだぞ!」

宍戸さんの言葉に皆の表情が少し明るくなった

いつの間にか白ふわもいなくなっているし、あとは一気に裏口まで走るだけだ

だがやはり――

「に、がすかあぁ、あぁあぁぁ、あ"ぁ"ぁぁぁぁ!!」

うまくいくはずがなかった

女は一気にスピードを上げてきた

僕たちに追いつきそうな勢いだ

跡「走れぇぇぇ!ぜってぇ振り向くんじゃねぇぞぉ!」

スピードを上げたいのは山々だが体力が限界だ

少しずつだけど女と僕との差が縮まってきた

――捕まるｯ!

そう思ったとき

グイッと誰かに手を捕まれた

顔を上げると日吉がいた

日「あと少しだから」

あ「･･･ありがと」

一瞬驚いたが、小声でお礼を言った

ここから出たらちゃんとお礼を言わないとな

滝「日吉!零!」

先輩たちはもう外に出たようだ

僕たちは裏口に向かって思いっきり突っ込んだ

=====

お久しぶりです。そして遅くなってしまい申し訳ございません

夏休み中には完結を･･･!と意気込んでから早3ヶ月･･･

いつの間にか夏休み中から今年中に目標が変わっておりました

この目標は達成できそうです

予定通りにいけばあと1話で完結です!

今日中にもあげられるかな･･･?