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その場にい続けてどれ程時間が経っただろうか。
一瞬な気もするし、数時間な気もする。
そんな状況が一転した。
突如開かれる扉。
真っ先に目に入ったのは彼女の顔じゃなかった。
「…………何をしているんだ、君達は」
言葉に詰まったのは一瞬だった。
頭の何処かで分かっていた事だった。
彼女が落ち込んでいれば、慰めたいのは当然の感情で、それを後回しにした結果だ。試そうなんて思ったバチだ。
生徒会室に入室したのは、Aの肩を抱えた赤羽で。
漸く彼女の顔を見た。
可能性を求めていた。僅かな希望は完全に打ち砕かれた。
「……あ、あさの、くん……」
そんな顔を僕に向けないでくれ。とは言えなかった。
君は、そんな表情も出来たんだな。
僕には見せる事のなかった顔。
僕じゃ不可能だった。
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いちごみるく - こんにちは。コメ失礼します…凄く良いお話ですね！（名前）ちゃんが好きだけど想いを伝えられない○○くん。みたいなストーリーが凄く好きなので…！他の作品も頑張ってください！ (2022年4月17日 7時) (
レス) @page16 id: 62bd40b07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twpf.jp/uranai_aoi
作成日時：2020年7月17日 0時
