一歩前。2【平野紫耀】

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滑り込みセーフで間に合った私たち








岸「遅かったなー

みんな揃ってるからクラスメイトの確認して」









『はい

それと先生、あとでお話が』








岸「んー、何だ？

分かった、あとで聞く」








その後確認を終えた時に廉に








廉「ありがとうな

あとでちょっとええ？」








って声をかけられて









先生に廉に紫耀に







この後は大忙しだ








夕飯を食べて部屋でゴロゴロしてたら鳴る部屋

のチャイム







廉は9時に来る予定だし、紫耀は廉との話が終

わり次第っていうことにしてある







…誰？






そう思いながら扉を開ければ、そこには岸先生

の姿







あ、そういえば約束してたんだっけ←








岸「瀬名ー、今良いか？」







『オッケーです

部屋入ります？』







冗談で聞いたのに岸先生ときたら






岸「え、いや、ちょっとそれは！

ほら、教師と生徒だし…」








なんて顔を真っ赤にして一生懸命訴えてきた







『…笑

嘘ですよ、ロビーでも行きましょう』








歩きながらふと先生が呟く







岸「瀬名、本当に働く気なのか？」








『何を今更笑

どうしようもないですからね』








岸「まだ諦める必要はないだろ」







真剣な目で見つめられて何も言えない






本当にこの先生は、人の決意を揺らがすのが得

意だ








『その話は進路面談の時で良いじゃないです

か』








岸「…分かったよ

その時にとことん説得してやるからな」








…何を





そんなことよりもうロビーに着いてしまった






先生に今日あった事を言うために口を開いた









『実は今日…』

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