第十一話 ページ14
「悟、寮を案内してやれ。
それから諸々の警備セキュリティの説明もな」
「ん?」『え?』
「合格だ。ようこそ、呪術高専へ」
「よろしくお願いします!」
『よろしくお願いしますっ!』
にこにこと隠しきれない笑顔を前面に押し出した甘露寺とそれを見て頬を染める虎杖、まるで本当に恋人の様だった。
「げ、隣かよ…
空室なら他にいくらでもあったでしょ」
「おっ、伏黒か!今度こそ元気そうだな!」
「だって賑やかな方がいいでしょ?
良かれと思って」
「授業と任務で十分です。ありがた迷惑ですよ」
『良かったわ!私、とっても心配してたのよ!(キャーッ!ジトっとした目もかっこいい!)』
「ん、ありがとな甘露寺。」ポンッ
『…かっこいいわ!!』キュンキュン
そんなこんなで、明日は4人目の一年生を迎えに行くことになってとりま解散←
_それから少しして、変な時間に起きてしまった甘露寺は自動販売機に向かう
『(明かりはあるけどやっぱり暗いわね…!怖いわ…!)』ソロソロ…
「…A?」ポンッ
『ひゃっ!?』
後ろから急に肩を叩かれた甘露寺は腰を抜かしてぺしゃりと座り込んだ後、ばっと後ろを振り返った。
『夏油さん…!?』
「A…どうしてここに?」
『後ろから急に話しかけないで下さい…!びっくりしちゃったわ…!』
涙目で必死に訴えるも、ふふふ、と軽く笑われてひょいっと抱き上げられる。
『へ?お、下ろしてくださいっ!重いですよ!?』
「はははっ、全然重くないよ。
腰が抜けちゃったんだろ?自販機まで連れて行くから大人しくしててね。
…そこでしっかり話を聞かせてもらうよ。」
『はひ…』
___________
「はいこれ、どうぞ」
『えぇ!?いいんですか!?』
「全然いいよ…んしょ。
じゃあ、どうしてここにいるのか教えて貰える?」
『…はい、えっと実は…』
かくかくしかじか…(四角いム○ブ)
「両面宿儺を食べた子ってAの幼馴染だったんだね。
でもなんでそれでAがここに?」
『…はっ…確かに…!!』
「…(苦笑)」
あまりにもふわふわしているAに心配で思わず苦笑いをしてしまう夏油だった…
「でもまぁ、入学したんなら通ってもらうけどね。」
『私頑張るわ夏油先生!…あ、ジュースありがとうございましたっ!おやすみなさい!』
ヒラヒラと手を振りながら部屋に戻る甘露寺。
「はは…参ったな…」
真っ赤な顔を隠す夏油であった。
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sou(プロフ) - 夏油さんが闇落ちしていない世界観!!とっても幸せです!そして蜜璃ちゃんとの双子っていう設定がもう勝利すぎて可愛いです!!♡ (2022年1月29日 19時) (レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - 良かった傑様闇落ちしてなくって安心しました神様仏様ありがとうございます (2021年7月11日 15時) (レス) id: f4313b7def (このIDを非表示/違反報告)
蝶華 - とても面白かったです 更新楽しみに待ってます! (2021年4月14日 5時) (レス) id: 68aa4e53df (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - ちょっとずつで、いいので更新頑張ってください。私はずっとあなたの更新待ってますから。体にも気をつけて頑張ってください。(・∀~)♭ (2021年4月4日 12時) (レス) id: c3188baa62 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロベビー(プロフ) - ラッキーさん» わあい!!嬉しいです!!これはご期待にそわなければ!!!!(必死) (2021年3月4日 20時) (レス) id: 875c9450d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マシュマロベビー | 作成日時:2020年12月11日 21時