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俺の事、覚えてた言うて笑うこいつ。
年上やのにやっぱなんか可愛いなと思うてしまう。
傘に入れてやったら照れた顔して下向きよんねん。
ほんま素直やな。笑
「…寒いね。」
『寒いな。』
俺あんましゃべる方ちゃうし、自分から送るいうといて
なんもできひんけど、もうちょい見ときたいなってそれだけやった。
自然と歩くスピード遅なって
こいつの方に傘が傾く。
「ありがとう…//」
俺のすること一個一個に照れんねん。
子どもとかペットみたいな感じで癒される。
「すばる君って…彼女いないの？」
ちらっとこっち見ながら聞いてくる。
『ん。…そやな。』
なんで嘘ついたんやろう。
「愛想ないもんね。笑」
『かわいいやろ。笑』
「ふふ。かわいいかわいい。笑」
たぶんこの感じずっと味わいたかってん。
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作者名：こころ | 作成日時：2017年2月26日 4時
