アイドル男子 ページ2
＊
自分のリングより
私の手を気にした彼を意識するまで
時間なんてかからない。
だけど
彼は売れっ子アイドル。
あの日の控え室での出来事なんか
すぐに忘れてしまうはずだと
疑う余地もない。
『お疲れ様です！オンニ、こっちは完了です。』
「ありがとう！さすが、仕事早いわね。隣もお願いできる？きっともう誰も居ないはずだから。」
『はーい。』
私の手を気にした彼は
鞄から、自分のハンドクリームを差し出した。
ニコッと笑って
お掃除いつも、ありがとう。
ってお辞儀をして控え室から出た。
『失礼しまーす...って誰もいないよね〜』
アイドルの対応なのか
それとも彼の人柄なのか
あの笑顔を思い出すと
胸が苦しくなる。
D.O.「居ます。」
『ひぃっ‼す、すみませ....』
太めの眉と
大きな瞳。
それからポテッとした、唇。
D.O.「掃除の時間ですか？すいません、まだ使っても大丈夫ですか？」
ああ....アイドル様が
まだ控え室に居たんだ。
こりゃ、失敬。
『誰もいないと聞いたので....申し訳ありませんでした。』
深々お辞儀をして部屋から出て行こうとすると
バケツを持った方の腕が
勝手に上がって、
『ふぉ』
なんて、変な声がでる。
C「ちゃんと使った？あのハンドクリーム。」
『え？』
腕の先を辿ると
バケツ片手に、私のガサガサの手をまじまじ見る
彼が居た。
『あ、あのっ....離』
何でここに‼
そうだ.......彼のグループが使う控え室だったんだ。
C「ね、使った？」
勿体無くて、使ってない。
キャップを外すと
凄く素敵でいい香りがして
使えないよ。
『使ってない.....です。』
D.O.「ジョンデ、知り合い？」
さっきの太眉の彼は
無表情のまま、彼に問いかける。
.
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moBu .(プロフ) - お返事ありがとうございます（ ; ; ）そうだったんですね、いつか読めることを楽しみに待ってます(^-^) (2016年5月6日 0時) (
レス) id: 1ad25fc6df (このIDを非表示/違反報告)
めいちぇん(プロフ) - moBu .さん» こんばんは(^^)アンケート結果にそって更新予定ですが、タオちゃんは今の所まだ更新予定がなくて.....いいお話が浮かんだから、やってみたいです(^^) (2016年4月26日 23時) (レス) id: f67f165a18 (このIDを非表示/違反報告)
moBu .(プロフ) - 初めまして(^-^)ぜひ、タオバージョンも書いて欲しいです！ぜひ、書いて欲しくてコメントしました（ ; ; ）もしよろしければ、よろしくおねがいします。 (2016年4月21日 0時) (レス) id: 1ad25fc6df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいちぇん
| 作成日時：2016年2月16日 1時
