青いマフラー ページ9
＊
あれ、何だかおかしい....
前の引ったくりとは何かが違う。
『ま、待ちなさあああい！！』
引ったくりって全力で逃げるもんじゃない？
それともただ、この人足が遅いだけ？
犯人まであと10��
手を伸ばして捕まえようとすると、逆に私が腕を掴まれた。
「女のくせに、馬鹿か」
この通りは暗くて細い
だから引ったくりが出たんだ。
『ちょ！い、痛いッ！！』
ギリギリと音がするほどに掴まれた腕に
声にならない悲鳴をあげる。
どうしよう！！
逆にやられる.....
「ッくく」
気味の悪い笑みを浮かべると、私を更に狭い路地に引き込もうとする犯人。
怖い。
どうしたらいい？？
このまま私ー.....
バリンッ！！！
「ガッ！！」
目の前で倒れた犯人と、ガラスが割れた音。
ガタガタ震える私にチラッと見えた
青いマフラー。
ミンソク.....さん？
X『Aちゃん！大丈夫！！？』
やっぱり、ミンソクさんだ。
ふにゃふにゃになった私を支えてくれるミンソクさん。
ふわりと珈琲の香ばしいかおり。
『.......こ、こわか.......ッ....た』
X『何やってんの！！！』
安心したのも束の間。
ミンソクさんにすごい勢いで怒鳴られて
肩が跳ね上がった.....
X『女の子だよ？Aちゃん！！俺がこなかったら.....わかってるの？！』
『.....ッ..は....い。』
泣いちゃだめ。
泣いちゃだめだ。
泣く女は、ズルいんだから。
X『もう.......ほんと心配するじゃんか。』
ギューッと背中に回された腕が暖かい
ミンソクさんの珈琲の匂いと、安心感で
寒い冬の気温もポカポカに感じてくる。
『ご...ごめんなさい。』
X『はぁ.......死んでないかな？ 笑』
倒れた犯人はピクリともしない
たぶん、気絶していたみたい。
警察に連絡だけいれて、見つからないように
私とミンソクさんはアパートへ駆け込んだ。
.
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にに(プロフ) - しうちゃん…好き←しうちゃんのものになります← (2015年10月10日 4時) (
レス) id: 64f947eed1 (このIDを非表示/違反報告)
めいちぇん(プロフ) - もかんちょさん» もかんちょさん。コメントありがとうございます！にょるくんですか！！ランキングは何番だったかな？上位だったと思うので待っててくださいね！ (2014年12月21日 21時) (レス) id: 4574dc3024 (このIDを非表示/違反報告)
もかんちょ(プロフ) - 今は ちゃにょる ぺんです ！ おお 、 期待して待ってます w (2014年12月15日 16時) (レス) id: 5c5be107df (このIDを非表示/違反報告)
めいちぇん(プロフ) - ミホさん» ミホさん。コメントありがとうございます(^^)今の所予定はないのですが、あと9人分書く予定なんです。希望が多ければ番外編もありですね！！ (2014年12月13日 2時) (レス) id: 4574dc3024 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - はじめまして、夜遅くにコメントすみません。いつも読ませてもらってました！終わってしまうのが本当に残念です(T ^ T)時間など大丈夫でしたらまたこの作品のシウの番外編をかいてください♪ (2014年12月13日 1時) (レス) id: c22918b2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいちぇん
| 作成日時：2014年11月2日 16時
