あの香り ページ20
＊
ヤン「んー、ちょっと新しい取引先と今から食事会で。」
『大変ですね！頑張ってくださいよ？笑』
ヤン「あれ？珈琲豆買いに来たの？」
ふわん。
ヤンさんとお店のそばで別れると、家に帰ってすぐ珈琲を入れた。
ミンソクさんの青いマグも、ふわりと湯気が立ってる。
『ん！！なかなか上達したかな！』
本屋にも、うちにも姿を現さないミンソクさん
もう来ないって言われたのに待ってる自分にただ満足してるだけ。
『逢いたいな.....上達したのにな。』
もうすぐ春が来る。
会わなくなって2カ月以上。
たまにテレビに出てるみたいだけど、私はそれを絶対に見ない。
見てしまうと、泣いてしまうって分かってるし
勤務中もアイドル雑誌や、音楽雑誌はハルが担当してくれる。
だけど、レジだけは逃げられない
お客さんが持ってきた雑誌にミンソクさんが写ってると、一瞬フリーズしてしまう
我ながら情けないけど、忘れられないもんは仕方ない。
サラ「明日ちゃんと行きなよ？」
明日は、ヤンさんと二人での食事。
メールの内容でなんとなく分かる、きっと今日ヤンさんに言われるはず。
付き合わないかって
『早く着きすぎちゃう.....珈琲豆のお店でも寄ろうかな。』
2週間前に買った珈琲豆は、もう1/3にまで減っていた。
毎日一回の練習から、二回、三回。
回数だけ増えて1度もミンソクさんには飲んでもらってない。
店「あ！やっときた！！待ってたんですよ！」
『え？私？ですか？笑』
目の前に出された珈琲豆の入った紙袋。
いつも買う豆じゃない。
違う、最初に嗅いだあの匂い。
店「この間来たでしょ？あの時、外で立ち話してなかったですか？」
あの日はたしか、ヤンさんと偶然にあったはず
店「聞かれたんですよ。あの子よく来るのかって」
ミンソクさん....じゃないよね？
まさかそんな偶然あるわけないか。
『誰に？』
.
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にに(プロフ) - しうちゃん…好き←しうちゃんのものになります← (2015年10月10日 4時) (
レス) id: 64f947eed1 (このIDを非表示/違反報告)
めいちぇん(プロフ) - もかんちょさん» もかんちょさん。コメントありがとうございます！にょるくんですか！！ランキングは何番だったかな？上位だったと思うので待っててくださいね！ (2014年12月21日 21時) (レス) id: 4574dc3024 (このIDを非表示/違反報告)
もかんちょ(プロフ) - 今は ちゃにょる ぺんです ！ おお 、 期待して待ってます w (2014年12月15日 16時) (レス) id: 5c5be107df (このIDを非表示/違反報告)
めいちぇん(プロフ) - ミホさん» ミホさん。コメントありがとうございます(^^)今の所予定はないのですが、あと9人分書く予定なんです。希望が多ければ番外編もありですね！！ (2014年12月13日 2時) (レス) id: 4574dc3024 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - はじめまして、夜遅くにコメントすみません。いつも読ませてもらってました！終わってしまうのが本当に残念です(T ^ T)時間など大丈夫でしたらまたこの作品のシウの番外編をかいてください♪ (2014年12月13日 1時) (レス) id: c22918b2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいちぇん
| 作成日時：2014年11月2日 16時
