大発見 ページ12
しのぶ「Aさんんんん！！何処ですかぁぁぁぁぁぁぁ！！大変です！大変ですよ！！！！」
布団に潜っておとなしく煉獄に撫でられていれば人の屋敷にもかかわらず大騒ぎしながらやってきたしのぶ。
しのぶも同じくｽﾊﾟｰﾝと障子を開け放ったので「人間は嫌いだ。大嫌い...」とAが半泣き状態で更に布団にうずくまった。
しのぶ「そんな事より！これを見てください！！」
「阿呆。出れるわけ無いだろ」と呟いた。
日が当たっているのに布団から出るなんて本当に自、殺行為な訳で、「なんだなんだ。ノリが悪いな！A少女」なんて煉獄が言うものだから布団越しに撫でていた手に噛み付いたA。
しのぶ「そう言うのいいですから。引っペがしますね？」
おいおい真面目に布団に手をかけているじゃないかと思い流石の煉獄も「まずくないか？」と顔を歪めた。
しのぶ「大丈夫じゃなければ引っペがしたりしませんよ。さぁ！剥がしますからね！」
煉獄はもはや何を言っているのかよくわからず止に入るのも諦めた。
そしてAは、今までで一番強い力で布団に包まった。が...
ｽﾊﾟｯ
しのぶは一枚上手だった。
包まった布団だけをを粉々に切り裂いたのだ。
それも煉獄の屋敷、人の家の布団をだ。
躊躇なく...
煉獄「胡蝶...。その刀...鬼に効く毒を...」
しのぶ「心配ありません。Aさんなら大丈夫です！」
どこから湧くのかわからない自信にギョッとする煉獄。
すると...
A「あぢぃ...死ぬ...死ぬよ...私はもうだめだ...」
そう言って転がり、のたうち回るAを見てしのぶは「ほら」と笑っている。
煉獄「なんと言うか...少し煙のようなものが見えていない事もないが...ただのたうち回っているだけに見えるな...」
煉獄は顔を歪ませ何が起きているのかと疑問に思った。
A「お願い...早く布団かぶせて...熱くて死ぬ...」
しのぶ「姉さんが人間であったときのように普通に外を歩いているものですから、もしかしたらと思ったんです。けれど、本人たちからすれば全身が熱を持って死ぬほど暑いらしいですけどね」
しのぶがそう言えば「いや...結局死ぬほどなんじゃないか...布団をかけるぞ？」
と、煉獄が掛け布団は亡くなられたので敷布団をAに掛けた。
A(知らなかった...全然...)
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ZERO(プロフ) - めっちゃこの作品好きです！これからも頑張ってください！ (2020年12月29日 18時) (
レス) id: 1263adbeae (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - ああぁぁ…この作品ドストライクすぎてヤバイ…好き…高評価一回じゃ足りない…！ (2019年9月1日 1時) (レス) id: abf8cccd28 (このIDを非表示/違反報告)
夜小雨(プロフ) - いえいえ！こんな素晴らしい作品を読めるなんて私は幸せ者です！応援しています！ (2019年8月20日 19時) (レス) id: 7c173ad1c5 (このIDを非表示/違反報告)
夜小雨(プロフ) - 初コメ失礼します！すごく面白くて好きです！これからも頑張ってください！ (2019年8月20日 17時) (レス) id: 7c173ad1c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2019年8月19日 13時
