本当はただ... ページ11
煉獄「本当なのか！？A少女！！」
思いっきりAの肩を揺らす煉獄。
天元も、「これほどみんなのためにって言葉が似合わねぇのも珍しいな」なんて笑いかけた。
A「まぁ...色々やってる時は血を大量に流しているから飢餓状態になりやすい。お館様から聞いたけど、牢屋から出るといつ人を襲うかわからない。だから出ることも枷を外す事もだめ」
そう言うAに煉獄を含む4人は何も言えなかった。
だが...
しのぶ「はぁ...。Aさん。屁理屈ばかりやめてください。貴方は枷も牢屋も自分で付け外しや開けたり閉めたりできるでしょう？」
蜜璃「あっ！確かに夜は任務のときに自分で付け外しして牢屋を出て来てた...」
煉獄「そういえば...」
小芭内「言われてみれば...」
しのぶの言葉で諦めかけていた4人は「そうだそうた！」とAに抗議した。
結局のところAに発言権はやらんと言った様にその日は夜も遅いので、煉獄が無理やりAを自分の屋敷に連れ帰るという形で話は終わった。
そして...次の日の朝
煉獄「A少女！おはよう！！」
ｽﾊﾟｰﾝと音を立ててAに貸した部屋に入る煉獄。
今日は非番なため朝からAと騒ごうと思っていた。
A「阿呆か！さっさと障子を閉めろ！」
障子を開け放ったままずっと入り口に立っている煉獄に思わず出た声。
そう、実はこの部屋恐ろしく日が当たる部屋なのだ。
完全な煉獄のミスで障子を開けたら部屋全体に日の光が入ってしまう部屋をAに貸してしまったという失敗...
おかげでAは、布団を被って出てこない。
煉獄「すまんすまん！忘れていた！」
Aにとっては命の危機だというのに、のほほんと答える煉獄。
A「糞...。太陽の下を歩ければこんなに苦労しなくていいのに...」
そう弱音をはくAに「ならば毎日日光に焼かれれば耐性がつくのではないか！？」と結構いい案だとドヤ顔で言う煉獄。「阿呆か。死んどけ」とAが毒をはいたのも仕方がない。
A「だから毎日毎日懲りずに体をいじってるんだよ...。痛いのも我慢して。太陽の下に出たいから...」
そう言うAに連れ出した事を申し訳なく思ってしまった煉獄。
何も言えず、ただ布団の上からAの頭を撫でた...
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ZERO(プロフ) - めっちゃこの作品好きです！これからも頑張ってください！ (2020年12月29日 18時) (
レス) id: 1263adbeae (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - ああぁぁ…この作品ドストライクすぎてヤバイ…好き…高評価一回じゃ足りない…！ (2019年9月1日 1時) (レス) id: abf8cccd28 (このIDを非表示/違反報告)
夜小雨(プロフ) - いえいえ！こんな素晴らしい作品を読めるなんて私は幸せ者です！応援しています！ (2019年8月20日 19時) (レス) id: 7c173ad1c5 (このIDを非表示/違反報告)
夜小雨(プロフ) - 初コメ失礼します！すごく面白くて好きです！これからも頑張ってください！ (2019年8月20日 17時) (レス) id: 7c173ad1c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2019年8月19日 13時
