家族 ページ24
Aside
あれから傑の呪霊は振り切ったが直哉が中々おろしてくれないでいた。
A「重いぞ?」
直哉「なんや、俺の愛の話し?」
A「いや、私の体重の話だが」
直哉「2tトラックの20分の1くらいやったら持てる」
A「なんで2tトラックでてきたんだ?」
そういえば渋々おろしてくれた。
直哉「とにかく真依ちゃん探さな!」
A「何か思い当たる節でもあるのか?」
そう私が聞けば、私の元へ来る前にあった医務室での会話を教えてくれた。
情けないと苦い顔をする一方、真依が自身の言ったことで思い詰めていないか心配だと話た。
A「杞憂に終わればいいが...」
真依は私を助けに来てくれた時もそうだ。
どこか私達に一線を引いているような気がする。
真希や直哉が少し前に気にしていたのと同じかもしれない。
前世の自分とは違う生き方をしたいと強く思い過ぎるせいで、いつの間にか前世に囚われている。
◆
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真希side
真希「帰るぞ。今日恵の家でタコパだって悟が騒いでた」
なんとなく。
本当になんとなくだった。
真依「なんであんたがここにいるのよ」
なんとなく真依がいるような気がして駅に来たら、見つけた。
真希「迎えに来てやったんだよ。お姉ちゃんがよ」
雰囲気、暗いな。
真依「私はあんたと違って忙しいの。今から任務だから私は帰らないわ」
嘘、下手かよ...
真希「勝負しようぜ。真依が勝ったら素直に溜め込んでるもん話せ。私が勝ったら京都にでもどこへでも帰れよ」
真依「いいわ。それで」
いつもの調子なら受ける意味がないと断るだろうと思った。
だが、目が冗談を言ってるような目じゃないことくらい分かる。
高専に帰れば、人気の少ない開けた場所でお互い呪具を構えた。
無言で。
例へ自分がやりたい事と反していても真依は絶対手を抜いたりしない。
もちろん、私も真依にまだいて欲しいから手を抜くなんて絶対にしない。
これは...
真依「蜂の巣にしてあげる」
真希「一度だって真依に負ける気はない」
お互いの意地だ。
力をもらってからお互いの力は未知。
自分でも自分の力がわからない。
それでも。
本気でぶつかり合えるのは、
私達が家族だからだ。
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くろごま - パパ黒さんオチ書けますかね?頑張って下さい!更新待ってます! (2022年9月25日 6時) (レス) @page32 id: e1480415d9 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - 悠仁オチ、受け入れありがとうございます!!欲しいシチュ色々考えておきますね!o(≧ꇴ≦*)o (2022年3月27日 12時) (レス) @page32 id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - 完結おめでとうございます!次のオチ、リクエストは虎杖悠仁とかありですか?o(≧ꇴ≦*)oもし可能でしたらお願いしたいです。 (2022年3月22日 19時) (レス) @page31 id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2022年2月23日 21時