襖の奥 ページ11
直哉side
ｶﾞﾗｯ
傑「よかった、全員いる！Aがさらわれた！！」
職員室で仕事をしてたら珍しく息の切れた傑君が入ってきた。
悟君も硝子ちゃんもなんだ？と不思議そうな顔をしとったけど、傑君の言葉を聞けば目の色が変わった。
ﾋﾟﾛﾝ
ﾋﾟﾛﾝ
こんな時に電話！
真依ちゃんから？
真依「時間がないので完結に話すわ。婿養子の権利がオークションに出され、その権利を落札した柊直弥がAさんを連れて家に向ったそう。Aさんの術式を受け継いでる子供は高値で取引されるそうだから、急がないと間に合わなくなるわよ直哉」
は？
真依「真希もつれて来てお願い」
ﾌﾞﾁｯ
そう言い残して真依ちゃんからの電話は切れた。
スピーカーにして聞いていたためその場にいた全員に聞こえた。
悟「直哉、放心状態になってる暇ないから。直哉このあと任務三件入ってたでしょ？真希も多分何件か入ってる。禪院家の問題だから僕達は入っていけないけど傑と僕で二人の任務代わるから早く行ってこい」
直哉「分かった！真希ちゃん借りてくで！」
早く行かな！
◆
◆
◆
電車とバス使えば三時間程度で着いた。
道中他の任務からの帰りやった真希ちゃんと合流してあった事を話した。
真希「本当、腐ってやがる」
真希ちゃんも顔を真っ赤にして怒ってた。
怒ってるのは俺だけやない。
落ち着け、冷静にならんと。
柊と書かれた表札が目に入ると入り口の門をド派手に蹴破って土足で入っていった。
柊家は、分家といえど一番近いところにある。
それ相応というべきか、恐ろしいほど広かった。
直哉「真希ちゃん気づいとるやろ。この家人がおらん」
ただ一点を除いて。
真希「この部屋からおかしな気配がする。禍々しいとでも言うべきか」
一際でかい襖の奥からは真希ちゃんの言うとおり、禍々しい気配がしてた。
でもこの感じ...
直哉「そこにおるんか...姉さん」
襖を開ければ、
真希「真依！！」
気絶、いや、あれは寝てるだけか。
横たわる真依ちゃんと鎖に繋がれた姉さんがおった。
直弥「貴方が直哉さんですね！」
姉さんが繋がれた鎖を持って満面の笑みを浮かべて来たのは話に聞いた柊直弥。
直弥「ほら、弟さん来たし、感動の再会しよ？」
そう言って鎖を手放した時、
50メートルはあったはずの距離を一瞬で詰めて、
俺の目の前には見たこともない姉さんの顔があった。
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くろごま - パパ黒さんオチ書けますかね？頑張って下さい！更新待ってます！ (2022年9月25日 6時) (
レス) @page32 id: e1480415d9 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - 悠仁オチ、受け入れありがとうございます！！欲しいシチュ色々考えておきますね！o(≧ꇴ≦*)o (2022年3月27日 12時) (レス) @page32 id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - 完結おめでとうございます！次のオチ、リクエストは虎杖悠仁とかありですか？o(≧ꇴ≦*)oもし可能でしたらお願いしたいです。 (2022年3月22日 19時) (レス) @page31 id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2022年2月23日 21時
