時間 ページ5
Aside
悟「はぁ...任務行きたくない...ﾀﾋぬ...ムリ...僕お前から離れたらﾀﾋんじゃう病...」
かれこれ一時間以上私にくっついている。
最初こそドキドキしたが今となってはなんか人の胸元で頭ぐりぐりドリルして仕事に行きたくないと駄々をこねる三十路前の男だ。
ﾆｷﾞﾆｷﾞ
さっきから、やたらと手を握ったり離したりを繰り返している。
A「何やってるの？」
悟「恋人繋ぎの練習」
それ、いるのか？？
いるのかホントにそれ？？
眠いのか瞬きが遅い。
握ってるというより添えてるという感覚に近いほど手にも力が入っていなかった。
A「眠いなら寝な」
そう言えば目を強くこすり始めた。
悟「寝たらお前といる時間が短くなる...」
あれ、五条ってこんな子だったか？
28歳児？？
A「終わりがあるような言い方しなくても、もういなくならないから。ちゃんと寝て」
そう言えばゆっくりと五条の目は閉じられる。
でもよく考えてほしい。
五条が抱きついて私の体の下に腕を通している。
はっきり言って、鉄パイプが通ってるんかというほど硬い。
おまけに痛い。
明日は体痛いなこりゃ...
そう思いながら私も眠りについた。
ｽｰｯ
ｽｰｯ
目覚めたとき、携帯の時間を確認すれば昼。
はぁ？？
昼？
確実に首が飛ぶと思いながらも知らんとそっと携帯を置く。
A「何やってるんだ？」
悟「猫吸いならぬ、人吸い」
そう言いながら私の髪に顔を埋め人吸いをしている。
楽しいんかそれ？？？
悟「おはよ...」
ﾁｭｯ
人吸いの気が済んだのか体を起こして私の首元にまたキスをする。
A「おはよう。首にキスするの...好き？」
思わず疑問に思ってそう聞けば耳まで顔を真っ赤にしてモゴモゴしている五条氏御年28歳。
悟「く、ち、に...したら...あれじゃん...なんか...不純というか...何というか...///」
ダメだ、、、
面白いww
あの五条がりんごのように真っ赤になりながらモゴモゴ何言ってるのかよく分からない状態なんてレアすぎるw
ﾁｭｯ
A「口が、どうかしたか？」
思わずからかい半分、もう半分は私がしたかっただけという気持ちで唇を重ねた。
悟「は、？」
すると五条が固まった。
あれ、思った反応と違う...
悟「け、」
すると「け」を連呼している。
なんでだよ。
悟「ケダモノｫｫ！！最低！バカ！アホ！！」
そう言いながら部屋を飛び出していった。
え、私悪い？←悪い
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るぅちゃみ(プロフ) - 更新楽しみにしています(◍•ᴗ•◍) (2月26日 18時) (
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2024年2月25日 23時
