最強で純粋な我らが坊っちゃん Ⅱ【呪術廻戦】 (ページ33)

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夫婦ページ33

※オリジナル登場人物アリ※

Aside

「そんなに...簡単に...どうして誰も私を責めてくださらないのですか」

そう泣いている女性の背中を擦る。
いや、責めるって言われましても...何責めればいいんやろ。
婚約者にしたのってこの人の親なんでしょ？
肉体関係をって言われても、まぁ名家の娘に産まれたら子供産むのが仕事だから当然の行動だし...

結論、、、仕方無くないか？

「私の、お腹の子も...大輝様の子供ではないんですよ？誰の子かももう分からない子を孕んでいる女が家族になるなんて」

「ありえない話ですよね？」そう言うのだから驚いた。
大ちゃん、あとでぶん殴る。

A「貴方が誰の子供を孕もうがどうでもいい。貴方が幸せで貴方の子供が幸せであることが大切。貴方がこの家に受け入れられるわけがないと悲観してしまうのは大輝が貴方にちゃんと言葉で気持ちを伝えていないから。貴方のせいじゃない」

今思えばそうだ。
冬姉ちゃんの「相手の気持ちは聞いたのか」と結婚式の話してたときに大ちゃんに聞いたのもそう。
大ちゃん、結婚したって...
子供がいるから嫁さんと子供巻き込まないように家を出るって話してたときもそう。

貴方の事が、、、たとえ自分の子供じゃなくても子供のことが大好きって顔に書いてた。

これは、藤宮家の女全員集めてボコるしかねぇだろ。

「で、でも。私、文字が読めません。書けません。難しい言葉は分からないし、術も使えません。何もできないんですよ？」

そう自分の悪いところばかりあげる。
前住んでいた、、、実家ではどんな扱いを受けていたのかは容易に想像がつく。
だから言う。

A「髪、きれい。顔立ちもきれいだし、細くて羨ましい。私は髪も短いし、体も筋肉質だから女としての魅力はない」

「そんなこと！」

A「じゃあ、あまり自分をいじめてあげないで。私にはあって貴方にはないもの。貴方にはなくて私にはあるもの。自分にないものを補うのが夫婦だと思うよ」

そういえばまた泣き始めた。
子供のように泣く姿は本当に幼かった。

A「と、言う感じです冬姉ちゃん、母さん」

冬希「ごめんねヤヤちゃん。琵琶湖に大輝沈めてきちゃうわね」ﾆｺｯ

雪乃「ふふ。本当に、うちの男共は辰彦の血を色濃く引いたせいで自己主張が皆無。全員沈めてこようかしら」ﾆｺｯ

声大きすぎて丸聞こえだったため姉ちゃんと母さんに聞こえていたのであった。
大ちゃん(とばっちり父さんと夏希)ごめん