初耳★ ページ4
Aside
悟「僕は元々、家が決めた婚約者なんて当主になったらその権限で破棄してやろうと思って期を伺ってただけ。結婚もしてないしね」
「初耳なんだが」といえば「あれ、言ってなかったっけ☆」とペロンと舌を出してとぼける。
叩くぞ。
悟「じゃあさ、触ってもいいんだよね...？僕...特級になって11年もマテしたんだもん」
すっと腰に回された手は熱を帯びていた。
A「そんなに...触りたかった...？」
ﾁｭｯ
そう聞けば五条は私の胸元に顔を埋めて深いため息とともにキスを落とした。
悟「うん...ずっと側にいて欲しかったし...ずっと側にいたかった...触れたかったし...触れてほしかったよ」
大きな手が背中を撫でた。
学生時代と比べるとやっぱり大きくなっていて、ずっとゴツゴツしている。
それがくすぐったくて身をよじれば吹き出すように五条が笑った。
悟「かわいい...ずっと変わってないね」
ｽｯ
A「おぉ、、」
そう言えば抱き上げられた。
悟「なんで関心してんの？w」
A「いや、重いのによく持てるなって思っただけ」
悟「確かに重量増えたし、筋肉増えたの？ハムストリングでも育った？」
A「どこが育ったかは知らんけど多分育った」
悟「へぇw」
抱き上げられたというのに呑気にコントをする。
部屋に入ってもやっぱり生活感がない。
普段帰ってないんだろうか...
ﾄﾞｻｯ
悟「あ、ごめん...ちょっと強く降ろしちゃったかも」
A「大丈夫」
ベッドにそのまま倒され、五条も覆いかぶさるように倒れてきた。
悟「はぁ...」
今日だけで、というより私と合ってからずっとため息の回数数えてたけど今ので100回ピタリ賞だ。
現代最強術師がため息100回つく状況ってなんだ一体...
A「糖尿病？」
悟「硝子に血糖値バカって言われたけどまだ糖尿病じゃないよ...」
ﾁｭｯ
ﾁｭｯ
ﾁｭｯ
何度も何度も首元にキスを落としリップ音を立てる。
くすぐったくて顔をそむけても止まない。
ﾁｭｯ
悟「はぁ...」
A「大丈夫？」
その分ため息も増えるので思わず大丈夫か聞いてしまった。
悟「いや、なんつうか、マジで病気とかじゃなくて...」
「お前に合ってから心臓バクバクで息苦しいんだよ...」と言われた。
A「このすごい音やっぱり五条の鼓動か...兎かと思うほど早いしうるさかったから... 」
悟「今の気分的にはうさぎさんの気分だよ...」
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るぅちゃみ(プロフ) - 更新楽しみにしています(◍•ᴗ•◍) (2月26日 18時) (
レス) @page6 id: 70950edfd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2024年2月25日 23時
