最強で純粋な我らが坊っちゃん Ⅱ【呪術廻戦】 (ページ23)

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蒼炎ページ23

Aside

甚爾「なんの事か分かんねぇけど、いるじゃねぇか。お前の最強(母親)が」

そうだ。
私が、誰よりも知ってる憧れ。
誰よりも見てきた人。

A「貫け、流星！！」

弓を射るようにして空へ放つ。
すると空から大量の青い炎をまとった矢の雨。

A「爆ぜろ」ﾊﾟﾁﾝｯ

指を鳴らせばたちまち大爆発が起きた。

甚爾「威力出し過ぎだバカ！恵ちゃんが吹っ飛んじまうだろうが！！」

恵「アホな事言ってんな！！俺はそんなにすぐに吹き飛ばない！！」

母さんが使う術はもっとキレイだった。
青く光る炎。
凛とした顔は、かっこよくて。

「ヒエッ！！」

ｶﾞｼｯ

甚爾「落とし前、つけろよ？」ｷﾞﾛｯ

A「何度でも殺す。絶対にお前は許さない」

そんな姿を、あんなに痛ましい姿に変えておいて...タダでは済まさない。

たった一撃、術を使っただけで狐はすぐに出てきた。
母さんは青い炎を使う術。
その炎には離れたところにいても術を使えば共鳴するようになっている。
五条家の六眼と同じで同じ時代に2人も所持する人間がいないことを前提とした術だから...

どれだけ姿を隠したって私にはお見通し。
炎が教えてくれる。

母さんの術を奪ったこと...藤宮家を食い物にしていたこと...

後悔させてやる。

A「炎柱」ｽｯ

ｸﾞｻ
ｸﾞｻ
ｸﾞｻ

「あ、あついっっ！イタイ"ッ"」

甚爾「ほら、もっと鳴けよ。まだ始まったとこだぞ？」

A「声枯れるまで鳴かして殺す」

悟「それ、僕も混ぜてくんない？ｲﾀｯ...久しぶりだよこんなに体痛いの...」

起きた五条も参戦。結局ボコボコにして術の試し撃ちして祓った。
最後は呆気もない。

ｷﾞｭｯ

悟「俺、このまま死んでもいい...」

恵「先生、イチャついてる暇あったら帰りますよ。今日ラストのバスあと1時間しないうちに出ますからそれ乗れないと帰り着くの明日の昼です」

甚爾「こいつらだけ置いてけばいいんじゃねぇか？」

限界が来たのかドサリと私を後ろから抱きしめて体を預ける五条。

A「死んでいいの？」

悟「ダメ」

結局全員ボロボロで下山には1時間以上かかりバスを逃した。
そのため帰りは昼頃となった訳だが、、、

悟「A」

A「五条、どうかしたか？」

悟「悟って呼んでくれないの？」

A「悟」

悟「うん」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

甚爾「ｵｴｪｯ、バカップル滅べ」

恵「胃薬持ってくるんだった...」

バスの中では終始こんな感じだった...