地獄 ページ22
Aside
悟「A...大好き」
真っ白な空間で、五条は虚ろな目をしていた。
キラキラと輝く六眼の瞳とは相反する。
A「五条！！」
脈はある。
気絶？
A「大好き...か」
初めて言われたかもね。
ーー悟「まだ、生きたいな」ーー
そう話す五条を見て胸が苦しくなった。
私も、、、五条...いや、"悟"と一緒に生きたいな...
眠る五条の頬を撫で、唇を重ねる。
父さん...父さんも、こんな気持ちでしたか？
母さんが、変な泥に包まれてこんなにグッタリとして。
出てきたと思ったら、腕がなくて...五感が奪われてた。
大好きな人が、、、愛する人がこんなに傷ついているのに。
何もできない自分を呪いましたか？
A「五条、ごめんね...地獄旅は、また今度でもいい？」
今なら、できる気がする。
A「領域展開ー無量空処ー」
◆
◆
◆
甚爾side
甚爾「ってぇな。おい、恵！お前死ぬほど弱ぇな！！」
恵「だから言っただろ！アンタにも勝てない俺は足手まといだって！！」
甚爾「うるせぇ！術使えて、かつ血縁関係ってお前しかいねぇだろ！！」
恵「次来るぞ！早く前向け！！」
俺達どちらにも術が通用しないと分かれば入ってすぐ鬼のような攻撃。
間違いなく殺しに来てる。
ﾄﾞｶｰﾝ!!
甚爾「ﾁｯ、今度はあのクソガキの術か！！」
吸収されたであろう五条悟の術。
昔ならともかく、今は無理だな...
恵「っ！！Aさん！！五条先生！！」
するとどうだ。
恵が走る。
甚爾「ﾁｯ、おい！！お前弱いのに周り見ずに走んな！！」
取り乱す恵に攻撃が行かないよう先回りすれば無事爆発の場所についたよう。
A「できた...」
何ができたのかは知らねぇがボロボロ。
五条もそれ生きてんのか？
恵「Aさん、五条先生は！？」
A「脈はある。ただ、急がないと術を吸収される」
「五条をお願い」それだけいってAは俺の隣に立つ。
甚爾「動けんのか？動けねぇなら見捨てていくぞ」
A「大丈夫...デス」
最後は自信なさげだがまぁ、歩けるならいけるだろ。
甚爾「つっても、せっかく術使える恵ちゃんは思ったより弱々だったし。
さて、どうしたもんか。
A「禪院の、十種影法術って調伏しないと使えないんだっけ？」
甚爾「そのはずだ」
A「呪霊操術も取り込む呪霊がいない...他に誰か知ってる術師は...」
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るぅちゃみ(プロフ) - 更新楽しみにしています(◍•ᴗ•◍) (2月26日 18時) (
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2024年2月25日 23時
