最強で純粋な我らが坊っちゃん Ⅱ【呪術廻戦】 (ページ18)

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封印ページ18

Aside

悠仁「先生たち！！俺達も行くよ！！」

野薔薇「そうよ。私達も行く気満々なんだから！！」

言っても聞かない私達に「好きにしなさい...」と父さんから了承をもらう。
さっさと終わらしちゃおー！と妖狐の呼び出し方の書かれた巻物を手に門の前に立ったとき1年生ズにそう呼び止められた。

悟「え〜、悠仁達守ってあげられるような余裕ないかもよー？」

そういう五条に恵がビクリと肩を揺らす。

恵「やめておこう。五条先生は普段は自信過剰だから守ってあげられないかもなんていう事は言わないはずだ。マジでヤバい状況ってことだろ」

それを分かっていながら「でも...」と拳を握る2人。

A「大ちゃん呼び戻してもらえない？私の誕生日と大ちゃんの結婚報告会もしなきゃ。これは、3人にしかできない任務だよ」

そういえば「まかせて！！」「どっちも盛り上げるわよ！！」「不安しかないが、任せてください...」そう3人は引き受けてくれた。

A「相手は術を奪う呪霊。私達の体に刻まれた呪いは被呪者と血縁関係にある人間の術式や呪力を奪うもの。ノーリスクでそんなことは可能にはできないから、その引き換えに身体能力を向上させてリスクを相殺。きっととんでもない量の術や呪力を溜め込んでるはずだ」

3人と別れて公共交通機関で1日に2本しかバスが来ないような山奥へ向かった。

悟「術を奪うには何らかの条件があるんだろうけど、不明である以上無下限を使うのはリスクか。どう立ち回ろうね」

バスを降りひたすら山の頂上を目指す。
そんな中で名案とでも言いたげに五条が笑う。

悟「A、なんでAの中にそんなとんでもない呪力と術式が眠ってるのかようやく分かった」

ん？呪力に術式？
私は家族で唯一術式どころか呪力さえも持って生まれなかった人間なのに。

悟「高専時代からずっと気になってた。なんでそんなもん持っていながら使わないのか...それは、A。妖狐がAの力が強大過ぎるあまり奪えなかったんだ。封印することがやっとだった」

封印、されたんだ。
ほぉ...
封印ねぇ...

悟「今から僕達は妖狐の領域内に飛び込むんだ。実際相手を見てみない事には分からないけど、間違いなくAがキーパーソンだ。言う事は一つ、、、限界を超える時だ。期待してるよ」

限界を、超える？
その、封印を自力で解けってこと？
呪霊も見えなくて、呪力もない私が、、、封印を解けるの？

でも、不安に思ったってやるしかない。