最強で純粋な我らが坊っちゃん Ⅱ【呪術廻戦】 (ページ2)

今日:58 hit、昨日:118 hit、合計:27,802 hit

会話★ ページ2

Aside

悟「A...」

空港へ迎えに来てくれたのは五条だった。
さっきすれ違った子が後任の子かなとは思ったけど、まさか五条がいるのは予想外。

悟「髪、伸ばしてるんだね。短いのも良かったけど...長いのはもっといい」ﾌｯ

目隠しで目は見えないけど、でも、見たこともないくらい柔らかく笑うようになった。
口調も、学生時代の尖ったものから柔らかく。

"奥さん"のおかげかしら。

A「いや、英語喋れなくて美容院行けなかっただけだし...」

悟「ﾌﾟﾊｯwwなにそれうける〜w」

A「ほんとにw日本帰ってきたら真っ先に美容院行こうと思ったもんw」

呪具しか入ってないバッグを持って歩き出せばサッと持ってくれる。
いや、まじで誰だよお前。
そんな気が効くやつだったなんて認めないからね？？

悟「でもw11年くらい？wそんだけいればちょっとは喋れるようになんない？w」

A「なんないよw特級術師の忙しさ舐めんなw人と喋ってる時間より呪霊と追いかけっこしてる時間のほうが長いw」

悟「ﾌﾟｯw間違いなくてうけるw」

久々の"友人"との会話はやっぱり楽しかった。
本当は2年で帰る予定だったのに中々後任が決まらずズルズル帰れなかったけど、帰ってきてよかったと思う。
というかあの気弱そうな子大丈夫か...下手すりゃ10年単位で帰ってこれんぞ...

悟「ほら、乗って」

A「では遠慮なく」

悟「なんで助手席じゃなくてわざわざ後部座席乗るわけ？ww」

いや、車についたと思ったら補助監督はおらず五条が運転席に入っていったからだ。

A「免許どうした。家入(ズル)か」

悟「硝子と一緒にしないでよ〜w伊地知に行かせた」

A「替え玉かよ。ズルじゃん」

悟「テヘッ☆」

伊地知って誰...
そう思ったのは置いといてやっぱズルじゃん。

そう思いながらも助手席に乗り込む。

A「時間ある？」

悟「何何、デートのお誘い？」

A「いや、髪切りたい。重い」

悟「僕の愛が？」

A「いちいちチャチャ入れんなw」

どうにも昔とテンションというか、話し方？性格？も正反対で正直話しづらささえも感じてしまうがこれは慣れだろうか...

悟「僕は、ちょっとだけお前のその姿見てたいんだけどね...」

信号で止まれば、私の方へ手を伸ばした。

悟「触っても...いいよね？なんたって僕、最強(特級)だから」

サラリと撫でる手は、壊れ物を扱うようで恥ずかしくなった。