検証 ページ6
Aside
A「この状況でドキドキするのは不整脈か生理現象だから多分病院行ったほうがいい」
悟「お前多分それ全少女漫画否定したぞ」
いや、生まれてこのかた少女漫画どころか漫画を読んだことないのでなんとも...
五条が手を伸ばしてきたと思えば私の首筋のあたりを撫でているので飼い猫でも手懐けようとしてるのかと思った。
A「何やってるのそれ。くすぐったい」
悟「傑が、こうすると女は可愛い反応するって言うから検証。お前もしかして新種のチンパンジー?」
新種のチンパンジー、、、だと?
A「名付ける...なら?」
悟「フジパンジー」
A「フフフッwww」
悟「プッwww」
しばらくおかしそうに二人で腹を抱えて笑った。
五条って多分私のことが嫌いなんだろうが、どうも面白くて私は五条が好きだ(like)
ひとしきり笑えば首筋からゆっくり手をおろして鎖骨のあたりで止めた。
悟「マズイ?」
ほんのり頬を赤くしてそういうのだから「いいけど」と呟いた。
悟「お前、ドキドキしてんの...?」
A「コレは不整脈のほう」
悟「病院行けw」
服の上から揉むというより、胸に手を乗せるだけという謎の状況。
でも、それも相まってなんだかおかしくて笑っていた。
悟「柔らかいって聞いたのに、案外硬い...」ボソッ
無意識なのかそう呟く五条。
A「当たり前だw私は死にたくないから鍛えてる。女として終わってても、生きてればそれでいいから」
女性らしくないゴツゴツとした体。
筋肉質でしなやかとは程遠い。
全部知ってる。
でも...私が呪術師になった理由は次期当主を押し付けられたからじゃない。
いつか、家のみんなが本当の意味で自由に生きられるように、妖狐の呪いを解くため。
最初から、女としての幸せなんて望んでなかったし...
悟「お前って、イメージと全然違うな」
それだけ言えば、五条は私に覆いかぶさるようにして首元に顔を埋めた。
悟「終わってはねぇよ...。容姿や能力だけが男、女って性じゃない。俺は、そんな表面的なもので見ない...」
悲しそうな声色。
五条は顔もいいし、強いし、家柄もいい。
きっと、それゆえの苦労があるんだろう。
だから、誰も信じられないんだろう。
そう思ってそっと頭を撫でた。
のはいい。
この後任務あるんだよ...
疲れきった体では五条を押しのけることもできないし...
なんなら眠い。非常に眠い。
五条が覆いかぶさってるから暖かくて寝そうなんですよ...
242人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凜果(プロフ) - 続編R18お願いしたいです(;-;)読んでいてとても楽しいです😭😭頑張ってください! (2月18日 18時) (レス) @page27 id: 845a5e03c0 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 続編はR18でお願いします!😳🩵 (2月18日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして。こんばんは!いつも更新楽しみにしております。ぜひ続編はr付きで見たいです! (2月18日 1時) (レス) @page27 id: 132d199451 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:伊織 凛 | 作成日時:2024年2月11日 15時