感情 ページ25
Aside
任務失敗から数日が経った。
私は、叔父さん...伏黒甚爾の件を報告するために実家に帰っていた。
甚爾「死んだ姉貴に会うの久々だな」
A「母さん死んだことになっとるんか...」
マジカヨって顔で家につれて帰れば、とんでもなかった。
父さんが、私が恋人でも連れてきたのと勘違いしてガチの殴り合いが始まり暇な家族と使用人一同で観戦していた。
勝者は伏黒さんなので多分父さんは後で母さんに〆られる。
母さんの部屋に伏黒さんを案内したあと私は自室に戻った。
1年くらい前から元々予定していた海外派遣の関係で、理子と黒井さんを連れて明日には日本をたつ。
理子と黒井さんを連れていくのは、夜蛾先生からの支持。
「A様、お話したいことが...」
荷造りをしていれば、子供の時からお世話になっている使用人。
何かと思って聞けば、口を開いた。
「五条様が...今回の件で反転術式を会得、夏油様もその実力から特級への昇格が決まりました」
なんだ、そんな事か。
いよいよ、私が2人に勝てるものは何もなくなっちゃったかな。
そう少し寂しかった。
「ご当主様には、使用人一同口止めされておりましたが...特級昇格のタイミングで、五条様が当主となり婚約者様とご結婚なさるそうです...」
ﾄﾞﾝｯ
心臓を押しつぶされたような。
握り締められるような強い圧迫感。
やっぱり、そうだよね。
最初から諦めていたけど、いざ聞くとやっぱり悲しいや。
私はこの感情をまだ知らない。
この感情に名前があるのかも。
でも、ただ悲しかったのはよく覚えてる。
それから次の日、朝イチで理子達と空港へ向かい旅立った。
もう、日本には何にも残すものがなくなったと。
本当に...
A「良かった...」
理子「A？」
そう胸にすべて仕舞い込んだ。
もう私には何もない。
唯一勝ててた体術も、反転術式を会得した五条の前ではいよいよ意味がない。
結婚も決まったらしいし。
ゼロからの出発だから...何も怖くないよ。
A「いや、何でもないよ」
でも...
みんなに最後、挨拶くらいはしていけばよかったかな...
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凜果(プロフ) - 続編R18お願いしたいです(；-；)読んでいてとても楽しいです😭😭頑張ってください！ (2月18日 18時) (
レス) @page27 id: 845a5e03c0 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 続編はＲ１８でお願いします！😳🩵 (2月18日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして。こんばんは！いつも更新楽しみにしております。ぜひ続編はr付きで見たいです！ (2月18日 1時) (レス) @page27 id: 132d199451 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2024年2月11日 15時
