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現実 ページ20

Aside

A「ありがとう」

結局私も少女漫画一級建築士に合格したらしく五条に助けられてしまった。

チュッ

A「ッ...ヒエッ!」

完全に油断し、後から抱きついたままの五条に首元にキスされた。
暫く顔を合わせてもお互い知らないふりが続いていたが、ついこの間まではこれがデフォだったから違和感がなかったのだ。

A「婚約者、いるのにそういうのするの。どうかと思うが」

話せばきっとまた悲しかった気持ちを思い出してしまうと思っていたから話しかけなかったというのはあった。
久々に話すとやはり、思い出してしまった。
御三家の会合で華奢な女の子と隣り合って座っている五条の姿を...

悟「俺は...婚約なんて認めねぇから...自分の相手くらい自分で選ぶ...家に左右されてたまるか...」

家に、決められた婚約なんだ。
そう聞けば少しだけ気持ちが楽になったかもしれない。

だって...

御三家の言う婚約は、期をまっているだけで実質結婚と一緒だから。

手を伸ばしても届かない現実に少しホッとする自分もいた。

悟「つうか、それより...」

「どんなエ◯い水着着てんだよ...透けてんぞ...」と背中の水着の紐をなぞられた。

悟「そんな格好で俺以外の男捕まえようったってそうはいかねぇから!!」

そんな事を言って五条のアロハシャツを上から着せられ前まで閉められた。
いや、暑いんだが...

A「嫁いる分際で浮気発言やめろ...」

悟「嫁じゃねぇし!婚約者だし!俺は認めてねぇけど!」

A「うわぁ...引くわぁ...」

悟「引くな、近くに来い」

A「キャー、オマワリサーン」

悟「うけるwその裏声どこから出してんだよw」

A「腹の底から腹筋でw」

でも、久々に五条と話して笑いあった。
やっぱり楽しくて、最初から話していた方がもっと早く吹っ切れていた気さえした。

悟「ラムネ、持つ」

歩き出せばそう言って五条が4本持って行った。
私自分の分しか持ってないやん。

A「持てるが」

悟「ばっか、もう俺お前より強いし〜!」

A「体術はともかく、他では負けてばかりですが元々...」

悟「ポテンシャルはあるんだよ!ポテンシャルがよ!!体術もすぐ追い抜く!」

ワイワイはしゃぎながら帰れば夏油が私達を見てニコニコしていた。

傑「仲直り、できた?」

ボソッとそう聞かれ、もしや五条がたまたま私を助けたのって夏油が...

笑って頷けば自分の事のように嬉しそうにしていた。

名残→←羞恥



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凜果(プロフ) - 続編R18お願いしたいです(;-;)読んでいてとても楽しいです😭😭頑張ってください! (2月18日 18時) (レス) @page27 id: 845a5e03c0 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 続編はR18でお願いします!😳🩵 (2月18日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして。こんばんは!いつも更新楽しみにしております。ぜひ続編はr付きで見たいです! (2月18日 1時) (レス) @page27 id: 132d199451 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2024年2月11日 15時

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