羞恥 ページ19
Aside
あづい...死ぬ、溶ける...
いっそのこと羞恥心なんて捨てて傷だらけの身体周りに晒してしまおうか...
暫くはしゃぐ夏油たちを眺めていたがいよいよ尋常じゃない汗が噴き出してきて制服脱ぐしかないという状況。完全に詰み...
黒井「A様、荷物番替わりますからTシャツでも買うかレンタルに行かれては？」
黒井さんが聖母にしか見えなかったよ...
お言葉に甘えてTシャツを買いに出掛けた。
シーサーというか猫というか、どっちにしろ覇気のない気弱そうな絵柄のTシャツを買ってきて着替えた。
というか、私泳いだりしないし水着着る必要あったか？？
まぁ、それはいいとして、、、
みんな喉乾いただろうしラムネ買っていこう。
クーラーボックスには水しか入ってなかったと思うし。
そう思って両手で5本のラムネを持って帰っていた。
「おねーさん、それ持つの手伝うよ〜」
「そーそー、重いっしょ？」
ちゃらめのオッサン(高校生から見た大学生みたいな)2人が明らかなナンパ目的テンプレみたいな感じで私に近寄る。
だが、安心してほしい。
ここで夏油か五条が助けに入れば、少女漫画展開のフラグ一級建築士になれるだろうがあいにく...
A「貴方方に持っていただかなければ行けないほどひ弱ではないんで。つか、そのひょろい胸板でよく声かけたな。筋トレし直せ」
私強い(物理)んですよ。
グーパンだけの戦いなら五条にも勝てるんですよ。
相手にならんのよひょろ男共。
睨みつけてやれば完全にビビってる男。
「っ、お前こそ、そんなみっともねぇ足よく晒せんな！！」
「そーだそーだ。さっき女子更衣室から出てきたのに男なんじゃねーの！？髪も短けーし、タッパも肩幅もあるし！！」
放置で帰ろうか。
そう思って歩き始めたときそんな言葉が聞こえた。
一部を見ていた他の客も次々に「確かに、男っぽいよね？」「顔つきもなんかそれっぽくない？」とザワザワとざわつき始めた。
私の唯一誇れる部分でもあり、女としての劣等感を抱く原因でもある体つき。
でも、別にいい...
私は私らしく生きる。
男だって言われたって、私は私が女だって知ってるからそれで...
悟「こんないい女がお前らみたいなガリ相手にするわけねぇだろ...八つ当たりにつまんねぇこと言ってんなクソ共」ｷﾞﾛｯ
後から私のお腹まで伸びる手。
肩に顎を乗せ男たちを威嚇する。
ふわりと香る優しい香りは、五条の匂いだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凜果(プロフ) - 続編R18お願いしたいです(；-；)読んでいてとても楽しいです😭😭頑張ってください！ (2月18日 18時) (
レス) @page27 id: 845a5e03c0 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 続編はＲ１８でお願いします！😳🩵 (2月18日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして。こんばんは！いつも更新楽しみにしております。ぜひ続編はr付きで見たいです！ (2月18日 1時) (レス) @page27 id: 132d199451 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊織 凛 | 作成日時：2024年2月11日 15時
