漫画 ページ14
Aside
悟「ミ、ミテネェ、カラ」
A「いや、逆にお見苦しいものを見せるけど見て拭いてほしいんだが...今拭いてるのそれ私の枕」
悟「人間にしてはやけに綿みてぇだと思った」
相変わらずの漫才のようなコントに思わず笑みがこぼれた。
少しだけ元気になったようにも感じる。
悟「背中の筋肉...なんつうか、きれいだよな...」
A「っ!?」
背中を撫でる手に思わずびっくりした。
悟「あ、わりぃ、痛かったか...?」
申し訳なさそうにそういう五条に首を横に振ればホッとしていた。
身体を軽く拭いてもらい、やっと服を着れる。
そう思って服に手を伸ばした。
ギュッ
どうやら実家に帰ってから様子のおかしい五条サン。
また私を後から抱きしめれば、首元に顔を埋めたまま。
少し肌寒いのと素っ裸なので女を辞めたみたいな生き方の私でも多少なりとも羞恥心はあるので離していただきたい。
悟「俺、おかしいんだよ」
だが、珍しく泣きそうな裏返った声でそういう五条の手を振りほどけなかった。
悟「お前には、触れたくなる...もっと色々触れてみたいとか...色々知りたくなるのに、他の女になると嫌悪感で息も苦しい。俺は元々、女なんて信用してなかったはずなのに、なんでお前だけ特別なのかわかんねぇ...」
チュッ
へ?
驚きのあまり固まったが、今の音は紛れもなく私の首元に五条がキスをしたリップ音。
肌寒ささえ感じていた肌は、内側から暑いほどに体温が上がった。
鼓動も騒がしく高鳴っている。
悟「嫌じゃなかったらでいい...俺に、お前に触れる権利くれ。何でもする...」
チュッ
チュッ
チュッ
選択を迫るようにリップ音が相次いでした。
耳をふさぎたくなるような音に頭が真っ白になった。
A「ご、ごご、五条が、とっ、きゅうになったら...いいよ」
混乱しすぎてそういえば「うるせぇ!素質は十分俺だって特級だしっ!」と八つ当たりのようにまた首のあちこちにキスをした。
悟「あ、」
するとどうだ。
何かを思い出したのか急に顔を赤らめた。
悟「少しだけ、痛いの我慢して...」
そう言ってまた首元に顔を埋める。
思わずハテナが浮かんだのもつかの間、
ジュルジュ
チュッ
凄い音に思わずまた悲鳴を上げそうなほど恥ずかしさがこみ上げた。
悟「傑から借りた少女漫画にあったやつ...キスマーク」
A「あの前髪が少女漫画持ってるわけない...エ◯漫画の間違いでしょ...」
悟「間違いねぇわ...」
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凜果(プロフ) - 続編R18お願いしたいです(;-;)読んでいてとても楽しいです😭😭頑張ってください! (2月18日 18時) (レス) @page27 id: 845a5e03c0 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 続編はR18でお願いします!😳🩵 (2月18日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして。こんばんは!いつも更新楽しみにしております。ぜひ続編はr付きで見たいです! (2月18日 1時) (レス) @page27 id: 132d199451 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2024年2月11日 15時