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痛み ページ13

Aside

「A様、お医者様がお見えに...って!!五条様!」

スパーン

五条が私に覆いかぶさる姿に、そんなことも知らない使用人が入ってきては思わず引っぱたいた。
ちなみに勘違いしないでいただきたいが、うちの使用人は基本客だろうと主人だろうとこんな感じだ。私もよく追い掛け回される。

悟「使用人に初めて頭ひっぱたかれた...」

ポカンとする五条と目を見合わせれば吹き出すようにお互いを見て笑った。

A「無下限どうしたw」

悟「バッカwwなんで無下限ずっと張りっぱなしにしてなきゃいけねぇんだよw脳焼き切れるわww」

A「反転術式まだできなかったなw仕方ないw」

そんな姿に使用人も思わず笑みをこぼす。

「五条様、仲がよろしいのは構いませんが今はお控えください...。A様もお身体が優れないのですから同様に」

「お部屋でお待ちしております」とだけ言って使用人は出ていった。

悟「お前、どっか体悪いのか?」

そう聞かれるが口を閉じた。
呪いのせいなのか、定期的に全身を針で刺されるような痛みがある。
そう素直に言えたらどれだけ良かったか。
自習時間に体に違和感を感じすぐに実家に帰ってきてよかった...

悟「お、おい、」

始まった。
体に熱々の油をぶっかけられるような皮膚の痛み。
そして芯まで届くように刺されるような感覚。

悟「あ、部屋。部屋ってどこだ、」

私は、そのまま気を失ってしまった。

そして、次に起きたのは真夜中だった。

悟「っ!喋れるか、?」

汗でぐっしょり。
気持ち悪い...

A「大丈夫...」

あまりにも痛かったせいで体の感覚が鈍くなってしまったのか、私の手を五条が握っているがその感覚がない。

悟「あ、使用人がついさっき身体拭く用のぬるま湯と着替えおいていったけど、俺出る?それか...その...」

「手伝うか...?」と控えめに聞く。
出られても力が入らない手で拭くのはしんどいから正直手伝ってほしい...

この定期的に来る痛みは、藤宮の血を引く者なら全員あるもの。人によって大小あるが、この痛みが何人かかぶると使用人たちもてんやわんやで一人に付きっきりにはなれない。
特に、私が実家に今日帰ってきて聞いた話だと母さんと二番目の兄さんもちょうどその時期らしく寝込んでいるらしい。
その上私も寝込むとなると我が家で症状が重いトップ3が同時なのだから胃痛ものだ...

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凜果(プロフ) - 続編R18お願いしたいです(;-;)読んでいてとても楽しいです😭😭頑張ってください! (2月18日 18時) (レス) @page27 id: 845a5e03c0 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 続編はR18でお願いします!😳🩵 (2月18日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして。こんばんは!いつも更新楽しみにしております。ぜひ続編はr付きで見たいです! (2月18日 1時) (レス) @page27 id: 132d199451 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2024年2月11日 15時

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