実家 ページ11
Aside
寝るときに抱き枕にされ、ほぼ羽交い締めみたいな状態で寝たせいで体中が痛い。
でも、起きたら五条の姿はなかった。
先に出たのかな?
手合わせ楽しみにしてたし、気合入ってるんだろうな。
そう思ってササッと準備をして出る。校庭に出た。
硝子「あれ、Aだけ?」
木陰に家入がいるだけで誰もいない。
あんなに楽しみにしてたのに五条がいないのも変だな...
夜蛾「傑は任務、悟は家の用事で今朝方高専を出た。悪いが今日は手合わせから自習に変更だ」
先生にそう言われた。
家の用事か...
五条は御三家だもんな。
五条がいないと暇だな...
◆
◆
◆
悟side
寝てたら電話。
起こさないように急いで取って部屋を出た。
またお見合い。
俺はなんとしても手合わせに出るから別日にと訴えた。
でも、いいとこの娘だからと言われ切られる。
いいとこって、御三家よりもいいとこなのかよ。
舌打ちして部屋に戻る。
嫌だ。
そう思いながらベッドで眠るあいつの首筋を撫でた。
A「んっ...ふ」
傑の言うとおりだった。
女はこうすれば可愛い反応をする。
お前もちゃんと女だよな。
そんなことを思って鼻と鼻を合わせた。
ほんの少し前へ出すだけで唇が触れる。
触れてみたい。
その気持ちを抑えて頭をひと撫で。
そのまま部屋を出た。
「悟様、お久しぶりです♡」
家に帰ってさっさと着付けられ自室に行く。
自分で引いてもいない布団が置かれ、明らかに双方の意図が見える。
何かの間違いでガキができればお互いWin-Win。
丸見えなんだよ糞...
悟「あー、はいはい。久しぶり」
「覚えていただけていたなんて。とっても嬉しいです♡」
覚えてる訳の無さ。
声聞いただけで語尾に♡ついてるのがわかる。
気持ち悪い...
あいつ、今頃がっかりしてるか?
俺が散々「明日は来るか?」なんて聞くくせに、聞いた本人がこねぇなんて。
いや、きっとなんとも思ってないんだろうな。
顔色一つ変えずに頷いておしまい。
「あの、私、他のお友達からお聞きしたんですが...悟様はとってもお上手だって」
わざわざ胸を押し当て腕にまとわりついてくる。
見合いした奴らが嘘に嘘を重ねデカくなった俺の噂。
「私は、いかがでしょうか♡」
あいつを触れてるときは、あんなにドキドキして...もっと触りたいって衝動さえあったのに...
悟「さっさと離れろ。いいか?俺の変な噂をこれ以上流してみろ...消すぞクソビ◯チ」
なんでこうも不愉快なんだろうな。
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凜果(プロフ) - 続編R18お願いしたいです(;-;)読んでいてとても楽しいです😭😭頑張ってください! (2月18日 18時) (レス) @page27 id: 845a5e03c0 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 続編はR18でお願いします!😳🩵 (2月18日 7時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして。こんばんは!いつも更新楽しみにしております。ぜひ続編はr付きで見たいです! (2月18日 1時) (レス) @page27 id: 132d199451 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2024年2月11日 15時