授業 ページ8
硝子side
朝練終わって授業は寝て起きたときには昼。
山のように積み上がったパンを教室のゴミ袋に詰めていつもの場所に持って行った。
それはそうと、最近教室のゴミ袋がやけに減りが早いらしいけど誰だろうな？←
パンを持っていけば眠そうにベンチで座っている先輩を見つけた。
横に座ればパンに目を輝かせながら飛び起きるのだから本当に食い意地がはってる。
「みろよ、家入久しぶりに学校来てんじゃん。しかも休み明けなのにオオカミ先輩と仲良さげ...」
「黙って座っとけば美男美女だよな...もったいねぇー」
ほぉ、黙っとけば美男美女ね？
周りをチラッと見れば食い入るようにこちらを見る女子達の視線、女子ほどではないがチラチラと見る男子が目に入った。
硝子「先輩」
A「なに」
パンを6つほど食べ終えたタイミングで声をかけた。
ｶﾞﾊﾞｯ
A「食べれないんだが」
先輩を膝に倒して膝枕をすれば周りからは歓声が上がった。
「やるのか！？行くのか家入！？」
「まじか！？そんな、少女漫画みたいなこと！？」
やば。
この後のこと考えてなかった...
ファンサ感覚で膝枕するだけで喜ぶと思ったんだが観客が思った以上に貪欲だった。
A「チョココロネ」
硝子「ほら」
食い足りないと催促してくる先輩の口にいちごジャムパンを突っ込めば大人しく食べ始めた。
「きゃ〜！バブいっ！バブいわよっ！」
「あの血も涙もない先輩がバブみが極まってるわよっ！！」
あっ、はい。これでよかったんですね。うん。
てか、いちごジャムパン入れたのになんの違和感もなくモシャモシャ食ってる先輩って一体...
A「手拭き」
硝子「ガキか」
そんな事があった昼の後の5限はあちこちから腹の音が聞こえてくる。
お前たち、、、食えよ飯...
授業がさっさと終わったら体操服に着替えて体育館にダッシュ。
A「1年、やる気あんのか？」
「先輩より先に来てモップがけとボール出しだろ」と静かにキレる先輩に顔面蒼白で死にかけの1年。
パワハラ気質だよな...
仕方ない。可愛い硝子ちゃんが助け船出してやるか。
硝子「先輩、ト○ポ。プリ○ツがいい？」
A「どっちも、、」ｽｯ
さっきまで鬼の形相で怒っていた人物があっという間に尻尾を振って飯に食いついてきた。
「家入先輩、ありがとうございましたっ！！」
先輩がボール取りに行ってる間に1年全員から土下座で感謝された。
硝子「硝子様とお呼び」
「はいっ！！」
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本好き - 面白かったです。更新待ってます‼ (4月2日 22時) (
レス) id: 6183cd2648 (このIDを非表示/違反報告)
田中たけし(プロフ) - 傑「硝子リモコン化して。ハリー○ッター見るから」←化してではなく貸してかと (2月1日 19時) (レス) @page21 id: 9d82b80c5a (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - コメント失礼しますっ！先輩と硝子先輩の友達以上恋人未満の関係が凄く見てて楽しくて、それでいて歯がゆいです笑青春がポワポワしてるみたいです！これからも頑張って下さい！ (1月6日 10時) (レス) @page8 id: 0d0f10062d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2024年1月4日 3時
