喧嘩 ページ7
Aside
恵「...」ｽｯ
伊地知が運転する車に乗り込めば何故か広い車内で肩と肩がくっつくほど接近して座っている恵。
めっちゃこっち寄ってくるやん、と思いながらも妙な懐かしさを感じた。
恵「...」ｼﾞｰｯ
何、どうしたの？
なになに、どうしたの？
なんなの？？
恵に穴が開くほど見つめられ寝たフリでもしておけばよかったと後悔した。
伊地知「到着しました」
ナイス伊地知っ！！
あとで飲み物あげるね！！
そんなことを思いながら二人で任務に向かう。
恵「俺の横を歩いてくれ。Aは4級だろ？何かあっても側にいてくれないと対処できない」
恵の後ろをトコトコと付いて歩けばそう言われた。
家では見られなかった恵の姿を見られるのが嬉しくて素直に横を歩く。
恵、中学生なのに小学校低学年のときからあまり変わってなかったから。
高専に来てから心境の変化があったのかな？
〜中学生2年恵ver.〜
津美紀「お母さん聞いてよ！恵がまた喧嘩してた！」
ｷﾞｭｯ
恵「し、シテナイ」
私に顔が見えないようにしっかり後ろから抱きついてそういう恵。
嘘が顔に出てしまうのでバレないための必死の抵抗である。
津美紀「もー！！ならお母さんの目を見て言ってよ！」
恵「母さん、晩飯生姜焼きがいい...」
A「はいはい、分かったから。津美紀は何食べる？」ﾌﾌｯ
津美紀「もー！お母さん恵に甘過ぎだよ！私はお母さんの焼いたケーキがいいかな」
A「分かった。津美紀も機嫌直して」ﾖｼﾖｼ
甚爾「俺は肉」
恵「お前には聞いてねぇ出ていけクソ親父」
A「はいはい、お肉ね」
〜〜〜〜
って感じで家では甘えん坊なのだ。
津美紀が言うように外で喧嘩してるような風にはどうしても見えなかった。
逆にいじめられたりしていないか心配だったくらいだけど...
ｶﾞﾌﾞｶﾞﾌﾞ
ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
恵「こんなもんか」
3級くらいの弱い呪霊とはいえ一瞬で倒してしまったのだから案外津美紀の言っていたことは本当だったのかもしれないと少し後悔...
恵「あ、わるい。勝手に一人で倒した」
罰が悪そうに言うので「ありがとう」と言っておいた。
終わったから帰るものの今度は私が先頭を歩き後ろから恵にジーッと見つめられるという状況。
だから、なんで見られてるの！？
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みんちょ - うへー！最&高。主様天才？もしくは神？？応援するしかないでしょう！！ (12月13日 15時) (
レス) @page7 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
しんらん(プロフ) - コメ失礼します。一作目から話に引き込まれて最新話まで読んでしまいました！話の書き方がうまくて尊敬です…！恵や五条達との関係性の変化や今後の展開が気になりすぎます。更新大変だと思いますが、無理せず自分のペースで頑張ってください！応援してます💗 (12月12日 22時) (レス) id: 60887a943f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年12月12日 15時
