反射 ページ4
Aside
真希たちの手合わせに戻れば野薔薇は目が回って倒れており、パンダ達ものされて倒れていた。
甚爾がいないあたりアレに襲われたのだろう...
傑「私が相手をしてあげようか？」
後ろを振り返れば夏油がニッコリ笑顔でそう言った。
A「うん」
そう言えばやはり驚いた顔をしたかと思えば何故か頭を撫でられた。
傑「本当に、そっくりだね...」
その言葉に心臓が跳ねた。
言わなきゃ。
今言わないと、一生言えない。
A「げ...と、げと、」
傑「ゲット？何手に入れたの？」
ふぁっきゅー！！
ﾄﾞｺｰﾝ
はっ！！
いけない！！
つい反射の法則で重力ぶっ放してしまったっ！！
A「夏油、だいじょ...」
ｷﾞｭｯ
傑「ははっ、見つけた」
クレーターを覗き込めばそのまま夏油に腕を引かれ、胸の中にすっぽり収まってしまった。
傑「ねえ、Aなんだろう？」
ボロボロと涙を流す夏油に息を呑んだ。
そしてゆっくり頷く。
傑「ごめんね、コミュ症なの忘れていたよ。気付くのが遅くなった...」
優しくそう言う夏油に目頭が熱くなった。
A「前髪が湿気るよ」
傑「まだ寝たりない？私が寝かしつけてあげようか？？」
気を使っただけなのに...解せぬ...
野薔薇「あぁーっ！！夏油先生がA襲ってる！！」
すると頭上から野薔薇が叫ぶ声。
真希「マジじゃねぇか」
パンダ「傑、オレ、パンダだけどそれは駄目なのくらい分かるぞ」
棘「しゃけしゃけ！！」
甚爾「うーわ」
恵「マジですか」
全員から蔑んだ視線を向けられる夏油。
透かした顔で何か考えていた。
傑「どうやればいい逃れできると思う？」
A「私は知らん」
修羅場と化した中、手が伸ばされた。
恵「A、手を取れ」
自ら率先して動くなんて珍しいと全員が思ったが今は変態教師の話題で持ちきりのため全員夏油いじりに全力だった。
傑「野薔薇、その釘しまおうか？棘もファスナーあげよう？真希、そんな物騒なもの女の子には似合わないよ。パンダは...パンダ。あとその拳沈めろゴリラ」
最後に行くにつれて適当になっているのを横目に
恵「玉犬」
恵も結局参戦した。ちなみに全員で夏油に飛びかかったが甚爾以外全員やられて医務室送りになった。
悟「ちょっと傑！生徒相手に本気出さないでよねっ！！」
傑「つい上がっちゃってね」
そう言いながら、夏油の瞳は私を写していた。
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みんちょ - うへー！最&高。主様天才？もしくは神？？応援するしかないでしょう！！ (12月13日 15時) (
レス) @page7 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
しんらん(プロフ) - コメ失礼します。一作目から話に引き込まれて最新話まで読んでしまいました！話の書き方がうまくて尊敬です…！恵や五条達との関係性の変化や今後の展開が気になりすぎます。更新大変だと思いますが、無理せず自分のペースで頑張ってください！応援してます💗 (12月12日 22時) (レス) id: 60887a943f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年12月12日 15時
