【番外編】イクメンの一日�� ページ27
Aside
甚爾「今年のクリスマスはお前がきっちり選べよ」
そう言われていろいろ見ていたけど中々ピンとこず。
甚爾は目線は商品に送ることがあってもだいたい私の後ろにピッタリくっついて見ている。
A「甚爾も選んで、今年はプレゼント2個にしたら？」
そう言えばブスっとした顔で額を小突かれた。
甚爾「"今年は"じゃねぇだろ。"これからは"な」
そう言えばもう決めていたように何冊かの本とティーセットを持って来た。
A「甚爾がマフラー譲ってくれたから、作ろうかな」
そう言えば満足したように「フッ」と笑った。
急いで毛糸を買えばマフラーを3つ編み上げた。
途中編み物なんてやったことのない甚爾を借りだしたのは仕方がない。クリスマス当日にやることじゃないんだから...
津美紀は学校、恵は夜に任務を終えて帰ってくるというのでその間にご飯を作っておく。
作り終えれば、どれも懐かしいものが並んでいた。
甚爾「今日、食って行かないのか？」
帰る準備をし始めればそう言われた。
複雑な状況で私がいていいのかという不安。
首を横に振れば珍しく、甚爾がギュッと抱きしめてきた。
甚爾「いろよ...」
私よりも随分高い背丈で腰を曲げて首に顔を埋める姿は、どことなく恵を思い出した。
A「親子ですね」ﾌﾌｯ
そう言えば、「お前も親だろ」と回す手に力が入った。
A「ご飯、せっかくだから一緒に食べようかな」
甚爾の頭をポンポンとして言えば担ぎ上げられた。
ﾄﾞｽｯ
私を担いだままベッドにダイブすれば抱き枕のように抱きしめられた。
甚爾「少しだけ...疲れたな」
胸に顔を埋めて来た甚爾から漏れたのは、そんな言葉だった。
A「お父さんお疲れ様。少し、休んで」
そう頭を撫でればムッとした顔で体を起こすと...
頬に手を添えられ、顔が動かないよう固定されればリップ音がした。
A「なっ...」
思わず赤くなってしまったことに後悔した。
甚爾「恵達帰ってくるまで、今までの分しっかりご褒美貰わなきゃな？」
いたずらっ子のようにニヤリと笑う姿に、「あ、やばい。甚爾甘やかし過ぎた」と後悔したのは言うまでもない。
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みんちょ - うへー！最&高。主様天才？もしくは神？？応援するしかないでしょう！！ (12月13日 15時) (
レス) @page7 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
しんらん(プロフ) - コメ失礼します。一作目から話に引き込まれて最新話まで読んでしまいました！話の書き方がうまくて尊敬です…！恵や五条達との関係性の変化や今後の展開が気になりすぎます。更新大変だと思いますが、無理せず自分のペースで頑張ってください！応援してます💗 (12月12日 22時) (レス) id: 60887a943f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年12月12日 15時
