襲撃 ページ20
Aside
あれ、私なんで寝てたんだっけ？
あぁ、気絶したんだ。
そんなことを考えていれば頭を撫でられるような感覚。
甚爾「随分寝てたな」
ｶﾞﾊﾞｯ
甚爾「あ"ぁ"？」
頭をなでていたのが甚爾だったので布団を被った。
この絶妙な硬さ、医務室のベッドに違いない。
甚爾「なぁ、変なこと聞くぞ？布団越しでいいよな」
いや、拒否権ないのかよ。
とツッコむがまぁ、甚爾はこんなもんだ...
甚爾「Aだよな？ワタナベじゃなくて、藤宮」
しかし予想外の質問にビクリと肩が跳ねた。
A「ソウデスガ、ど、ドウカシタノ？」
甚爾「なんつーかお前、髪染めたな」
A「お前も
いや、ありがたいんだよ！？
コミュ症からすれば気づいてくれるのが一番助かるんよ！？
もう流石だよフィジカルギフテッドっ！！
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
甚爾「まぁ、直に恵が来る。仲良くやれよ」
それだけ言えば私の頭に手をﾎﾟﾝﾎﾟﾝして立ち上がればドアに手をかけた。
甚爾「あー、なんつーか。案外帰ってくんの早かったな...じゃねぇな。おかえり」ﾎﾞｿｯ
「おかえり」の言葉が消え入りそうなほど小さかった。
でもしっかり聞こえた言葉に「ただいま」と返せば満足げに医務室をあとにした。
恵「A！！」
それと入れ違いになるように入ってくる恵。
恵「七海さんから聞いた！突然倒れたんだろ？」
焦ったような恵に驚くが、、、倒れたのはキラキラオーラ(七海の)を身近に感じたからだから...別に怪我してないから...
A「え、うん。あー、ひ、貧血、そう貧血なだけだから怪我とかないから！大丈夫！」
とは言えず貧血と口走ってしまった。
ご丁寧にグッドサインの手まで添えて。
恵「貧血...ちゃんと飯食ってるのか？どうみても細すぎる」
私の首に手を添えて言う恵に驚いたけど本人が悩ましげに眉間にシワを寄せてるので何も言わない。
A「あ、そうだ。交流会はどうだった？」
そう話をすれば眉間のシワは更に深くなった。
恵「外部のやつらの襲撃で2日目の交流会は今先生たちで会議してる」
外部からの襲撃？
そんな話、誰からも聞いてない...
襲撃なら一緒に任務に出てた七海にも連絡が行ってもおかしくないはずなのに...
恵「今から言う奴らを見たら何がなんでも逃げろ」
そう言う恵に息を呑んだ。
恵「赤いタコのような見た目の呪霊、左腕を布で覆ってる目から角が2本生えた呪霊...ツギハギの呪霊だ」
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みんちょ - うへー！最&高。主様天才？もしくは神？？応援するしかないでしょう！！ (12月13日 15時) (
レス) @page7 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
しんらん(プロフ) - コメ失礼します。一作目から話に引き込まれて最新話まで読んでしまいました！話の書き方がうまくて尊敬です…！恵や五条達との関係性の変化や今後の展開が気になりすぎます。更新大変だと思いますが、無理せず自分のペースで頑張ってください！応援してます💗 (12月12日 22時) (レス) id: 60887a943f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年12月12日 15時
