再会 ページ11
硝子side
硝子「Aに挨拶していかないのか？」
悟「...」
医務室を出ればドアのすぐ近くで腕を組んで上を向いていた五条。
中の話を聞いていたんだろう。
硝子「五条も、後悔は残すなよ。死んだ人間が戻ってくるなんてありえない事...もう二度と起きるはずがないと思え」
それだけ言えば突然笑いだした。
情緒不安定かよ怖...
悟「いや、"俺"どんな顔して会えばいいと思う？w会いたいんだよ、Aに。でも会わせる顔がないw恵を高専にスカウトしたのも俺だ。Aの人生を奪っておいて、今度は幸せも揺るがしてる」
「恵が真人に執着してるのは知ってたけどまさか...Aと親子だったなんてね」と力無くボヤいた。
硝子「五条、無限解いてしゃがめ」
そう言えば、「え、何。今そんな雰囲気だった？」と言いながら無限を解いてしゃがんだ。
ｽﾞﾄﾞｰﾝ
ﾊﾞｷｯ
硝子「お前ら怪物の同期だぞ。お前みたいな男蹴り飛ばすくらいできる」
医務室のドアめがけて蹴り飛ばした。
医務室に入ったし結果オーライだろドア壊れたけど。
修理費は高専の必要経費で落ちるかな。
と考えながら年齢に見合わずスキップした。
お前ら三人、抱え込み過ぎだバカ。
たとえお前ら三人が対立しようと、自ら一人になろうとしようと。
肯定も否定もせずただ側に私が立つ。
そんなことを考えていればAの恵や真人たちに向ける家族という関係のベクトルを図れた気がした。
こんだけ激重ってことね。
そんなことを感じながら夜蛾学長に「五条が医務室のドア蹴り壊しました」と仲間を売ったのは別の話だ。
◆
◆
◆
Aside
A「オーマイガー...」
悟「やっぴーA★」
グッドサインをして夏油の上にいる五条。
医務室のドアを突き破って夏油にぶつかって今に至る。
A「夏油、生きてるかこれ...」
ツンツンと下敷きになった夏油をつついたが多分息してないなこれ。
そう思って五条と二人でのど飴を供えて手を合わせておいた。
悟「ねぇ、A」
名前を呼ばれ横を向けば目隠しを上げた五条。
悟「おか...ｯ...えりｯ」
あの五条が涙をため声を震わせながらそう言ったのを、私はきっと忘れないだろう。
A「ただいま」
傑「人の上で感動の再開やめてもらっていいかな？」
悟「今そういう雰囲気じゃなくない？」
傑「おもてでろ」
悟「やだよ、一人でいけよ」
いや、もう忘れた。
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みんちょ - うへー！最&高。主様天才？もしくは神？？応援するしかないでしょう！！ (12月13日 15時) (
レス) @page7 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
しんらん(プロフ) - コメ失礼します。一作目から話に引き込まれて最新話まで読んでしまいました！話の書き方がうまくて尊敬です…！恵や五条達との関係性の変化や今後の展開が気になりすぎます。更新大変だと思いますが、無理せず自分のペースで頑張ってください！応援してます💗 (12月12日 22時) (レス) id: 60887a943f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年12月12日 15時
