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笑顔 ページ10

Aside

花御と陀艮に二人のお迎えを代わってもらい生活に余裕はできたものの...やっぱり寂しい...

建人「お久しぶりです」

高専で顔面コンビに見つからないよう急いで報告書を提出すれば、見知った顔の人に会った。

A「制服似合ってますね。もう入寮ですか?」フフッ

そう言えばそっぽ向かれてしまった。
また何かやらかしただろうか...

建人「コホン...ありがとうございます。今は荷解き中なので後日また改めて挨拶に伺います」

「失礼します」と帰っていってしまった。

傑「そんなに柔らかく笑えるんだね」

背後からした声にビクリと肩を揺らせば振り返った。

傑「大丈夫、悟たちには言わないよ」

た、対価にまた手合わせしろとか言われるんじゃ...

傑「プハッッwwA、ずっと思ってたけどもしかして、私達と話すの緊張するのかい?w」

突然笑いだした夏油にコクリと頷けばお腹が痛いとしゃがみ込んでしまった。

傑「フフッwこんなに笑ったのはいつぶりだろうw」

何かそんなに面白い事をしただろうか....

傑「いや、最初はAは私達の事嫌いなんだろうなって思っていたんだよ。避けられるし、君の声なんて数える程しか聞いたことないしw」

エッ...
嫌いとかではなく...輝かしい顔面と強くて、優秀で...etc
な二人に話しかけるのが憚られただけで...

傑「君はしかめっ面よりも笑っている方が素敵だよ。たった四人の同級生なんだ。いつか私達の前でも見せてほしいな」

ポンポン

そう頭を撫でられ、微笑む夏油を前に気絶したのは言うまでもない。
いい人生でした...

硝子「夏油前にして気絶ってwwウケるww」

目覚めたときには、医務室のベッド。

A「硝子...」

硝子「ん?どうした」ナデナデ

A「なんでもない」フフッ

津美紀ちゃんが私を呼んで笑顔でなんでもないと返す姿を思い出した。
あの子達と一緒に過ごすうちに、あの子達からいろいろなものを学んだ気がする...

傑「硝子は、Aと普通に話せるのかい?」

首を少し傾ければ夏油。

硝子「まぁな。長い付き合いだし。夜蛾せんせーもそこそこは話せてる。お前らみたいに意思疎通不可みたいなことにはなってないな」

ん?夏油?

ガシッ

A「なに、硝子?」

硝子「いい加減夏油の顔面見ただけで逃げようとするな。そろそろ慣れろ」

傑「私の顔面?」

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虹心(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品とっても面白いので大好きです!更新頑張って下さい! (12月7日 14時) (レス) id: 9e6108b140 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2023年12月6日 9時

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