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帰路 ページ9

Aside

結局延長に延長を重ねた稽古で隙を突かれてボコボコにされた...

悟「特級とか...ハァハァ...ザコじゃ...んハァハァ」

傑「悟...ハァ...二人がかりでコレだから...ハァハァ」

体痛い...顔面の良い人たちに絶え間なく前後左右から攻撃されてみろ...飛ぶぞ...

ポンポン

夜蛾「A、よく頑張ったな」

ポンポン

硝子「会話のキャッチボールより殴り合いが早いな」

二人に頭をぽんぽんされ、またアンコールを言われる前にそそくさと帰宅。

花御「随分と派手にやられましたね」

陀艮「ぶふぅー!ぶー!」

なんか...増えてるし...
まぁ、今更呪霊が1匹増えようと同じですね(現実逃避)

服を着替えて任務に向かったが疲労からかだいぶ時間がかかってしまった。

急いで幼稚園に向えばその道中...

陀艮「ぶぶ〜ぶぅー♪」

恵「あっち」

陀艮「ぶー!」

呪霊を手懐けたのか、呪霊に乗って帰宅する恵くん...

A「め、恵くん?」

恵「お母さん、犬拾った」

どうみても犬じゃねぇよと叫ぶ私の心を必死に抑えながら「タイセツニシテネ」とカタコトで返す。

津美紀「おかーさーん!」

振り返れば呪霊が持つぬいぐるみと手を繋いで歩いてくる津美紀ちゃん。

津美紀「あのね、妖精さんがお迎えに来てくれたの!」

ブンブンと手を振りながらかけてくる津美紀ちゃん。
でも恵くんが浮いてるのに興味津々だ。

津美紀「妖精さんの、お友達!?」

いいなぁーと言いながら恵くんを見ていた。

花御「陀艮、この子もお願いしてもよろしいですか?」

陀艮「ぶぅー!」

すると津美紀ちゃんを抱き上げ陀艮と呼ばれた呪霊に乗せた。
恵くんは不満そう...

そのまま家に帰ればご機嫌の津美紀ちゃんは花に水やりに行った。

A「そっちが陀艮で、貴方は?」

花御「花御と呼ばれています」

呪霊にも人のような名前があるんだなと思っていればご機嫌斜めな恵くんが一言。

恵「だごんの、浮気者」プクッ

頬を膨らませながら私の服を握っている恵くん。

陀艮「ぶー、ぶぅー、ぶー」ウルウル

ウルウルしながら恵くんに何か言っている陀艮。
こころなしか陀艮も幼い子どものように見えてしまい、恵くんは幼稚園でもこんな感じなのかなぁと思っていた。

津美紀「あ、おかーさん!明日からお迎えいらないよ!妖精さんと帰る!」

悲報。母、妖精さん(花御)に負けました...

笑顔→←稽古



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虹心(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品とっても面白いので大好きです!更新頑張って下さい! (12月7日 14時) (レス) id: 9e6108b140 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2023年12月6日 9時

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