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干渉 ページ21

Aside

悟「で、どーなってんのこれ」

A「は、はな、花御たすけ...」

真人「あ、花御は津美紀と恵送っていったよー」

真人が少し大人になったな(?)ようで以前ほどベッタリ甘えて来なくなった今日この頃。
朝起きてリビングに行けばソファーで寝っ転がって本を読む真人と、椅子に座ってぼーっとしている五条。

あれ、家間違えたかもって外に出ようとしたら捕まって今に至ります。

陀艮「ぶふぅ!」

陀艮が...威嚇してくれてる...可愛い...ありがとう...

そうしていつものように気絶した。

真人「ちょっとやめてよー。うちの"A"俗に言うコミュ症だから顔面ギラついてる君とか変な前髪のやつとかに接近されると離せなくなるどころか気絶するんだからさぁ」

はっ!と目覚めれば真人に膝枕されていた。

ムニムニ

真人「おはよ」

陀艮「ぶぅ...」ピチャピチャ

陀艮が沢山泣いて辺りがびしょびしょに...

A「ありがとう、陀艮も真人も」フフッ

起き上がって五条をみれば、こちらを見ながら顎外れたんかってくらい口をあんぐり開けていた。

悟「おま、お前...自分が強いからってイキってるのかと思ったら...ただの、、コミュ症なのかよ...」

信じらんねぇといいたげに目をかっぴらいていた。

A「ご、めん...」

分かってる。
普通に話すだけなのに、何でできないのって顔。
私もそう思う。

でも、どうしても抜けない恐怖心。
自分が常人ではないという負い目。
鬼の子だという負い目が常人である君たちとの間に壁を作る。

接するのが怖い。
程よい距離感を保って無理に干渉してこない七海や、まだ何も知らない子供は接する事ができるのに...

私に干渉しようとする人が怖い。

悟「謝ってもしゃーねぇだろ。無理なもんは無理。駄々こねたってしゃーねぇし。徐々に慣れればいいだろ」

悲観していればそんな言葉をかけられた。
夏油と一緒だった。硝子や夜蛾先生もそうだった。
誰も私を責めない。
誰も私を否定しない。
鬼の子なんて言わないんだ。

スッスッ

悟「なんだよ!俺今いいこと言っただろ!」

真人「なんか不愉快。Aに馴れ馴れしいんだけど」

ギュッ

ムッとして抱きつく真人の姿はやっぱり子供だった。

それがおかしくてつい...


A「二人とも、ありがとう」フフッ

そう笑った。

真人「携帯買おうかな。いや、カメラか」

カシャッカシャッ

悟「俺は撮った」

真人「ちょうだい」

悟「無理」

真人「死ね」

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虹心(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品とっても面白いので大好きです!更新頑張って下さい! (12月7日 14時) (レス) id: 9e6108b140 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2023年12月6日 9時

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