午後 ページ14
Aside
みんなと稽古をしたはいいものの、夕飯の準備とか恵達のお迎えとかあるので私は午後はお休みで先に帰らせて貰えることに。
本当は寮生活らしいけど、夜蛾さんの配慮だった。
「A様、家にお戻りください！当主様が不在とあっては...」
スーパーでお肉のパックを手に取っていたとき、実家からはるばる来た使用人にそう言われた。
A「私はもう藤宮の人間ではありません。当主と言われても困ります」
もう、振り回されるのは嫌...
もう、あんなゴミを見るような目で見られるのは...嫌、
品物を全て返して逃げるように小走りで店を出た。
「お待ちください！！お父上が亡くなられたというのに薄情だとは思いませんか！？」
亡くなった？
だから、なんだというの？
家に帰るわけにも行かず逃げ回っていれば...
仁「Aさん、お久しぶりです！」
悠仁くんのお父さんが。
何故か走っている私に合わせて同じように走っていた。
仁「恵くんとまた遊びたいって悠仁がいうので、近くにホテルを借りているんですが、来ませんか？」
どうやら私が逃げているのを察してかそう聞いてくれた。
「お願いします！」とあとをついていきホテルに入れば巻いたのか使用人の姿は見えなかった。
悠仁「伏黒のかーちゃん！」ﾋﾟｮﾝ
ｷﾞｭｯ
A「悠仁くん、久しぶりだね。ベッドから飛んだら危ないよ？」
部屋の中に入れば悠仁くんがベットから飛んできて慌ててキャッチ。
悠仁「えへへ」
ご機嫌の悠仁くんを抱き上げれば悠仁くんのお父さんが今になって大慌て。
仁「ど、どうしますか、誘拐？いや、ストーカー？警察に連絡を...」
あたふたしている悠仁くんのお父さんに「大丈夫ですよ。一応身内ですから」といえばホッとしていた。
仁「え、身内？え、もしかして鬼ごっことかしてるのを邪魔してしまいましたか？」
これを本気で言っているのだから悠仁くんのお父さんはすごいと思う...
A「いえ、そんなんではないので、」
そう言えばホッと胸をなでおろした。
悠仁「伏黒のかーちゃん、伏黒は？」
A「いま幼稚園にいってるんだけどもうすぐ帰ってくると思うよ」
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝと頭をなでれば手に頭を擦り寄せてくる悠仁くん。
A「あ、そう言えば前回お会いしたときも近所のスーパーでしたが、ここらへんに住んでる訳ではないんですか？」
そう聞けば「あ、一応住んでるのは宮城の方で」というのでたまげた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 766人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
お松 - クォーターオモロｗｗいやーまじでこれ好き♡更新頑張ってください！ (11月25日 17時) (
レス) @page20 id: f0ee455632 (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - ドンピシャハマりました🙇♀マジでめっちゃ好きです！！他の作品も見せてもらっていますがどれも最高です✨後、七海のワタシ、クォーターのところめっちゃ好きですww吹いちゃいましたww本当に最高です✨更新頑張ってください❗ (8月7日 9時) (レス) @page21 id: 90fd568f40 (このIDを非表示/違反報告)
わんだほーい！ - すごく好きです！更新がんばってください！！ (8月6日 4時) (レス) @page17 id: 387c9e438b (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - シリアスにゴリラは強過ぎて笑いました！ (8月5日 17時) (レス) @page18 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
一般星人 - イケメンが増える増える…頑張ってください！ (8月5日 14時) (レス) id: 68366e79b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年8月2日 4時
