【箸休めの番外編】恵と甚爾 ページ13
甚爾side
恵「じゃあ、母さんが俺を選べば俺と籍入れたっていいのか？」
睨めつけるように聞いてくる恵。
甚爾「Aがお前を、"選べば"な？」
挑発するように言えば鼻で笑われた。
恵「ただの脳筋ゴリラかと思ってたけど、案外母さんのこと考えてんだな」
「今回は俺が子供だった」と珍しく恵が非を認めた。
実の父親に雑な扱い。
まぁ、そこくらいが丁度いいだろ。
甚爾「まぁ、オメメキラキラ坊っちゃんだの、前髪だの金髪etc...アレらに渡す気はぜってぇねぇがな。百歩譲ってお前がギリだ」
手に握りしめていた馬券が紙切れに変わったのを確認すればポケットに押し込んで恵に背を向けた。
恵「そこは同感だ。俺だってあんたがギリだ」
「飯行くか？お前のおごりで」と俺が恵に声を掛ければ「お前持ちだろ」と返されたが食いに行くことはいいらしい。
競馬場近くの飯屋でたらふく食って家に帰ればキッチンに立つA。
A「お腹空いてるでしょ？ごめんね、今できるから！」
任務帰りで疲れているであろうAが俺らのために飯作ってくれてたと思うと心が穏やかになった。
津美紀「あれ、お父さん達食べてくるっt...」
恵「キノセイダロ。すごい腹減ってる」
A「あれ、ご飯食べてきちゃった？」
甚爾「いや、店混んでてやめた」
そう言って出来上がった飯を運べば恵をチラッと見た。
あ、恵多分あれ3口くらい食ったら吐くな...
そういう俺も結構限界だった。
A「はい、沢山作ったから食べて」ﾆｺｯ
津美紀「わ〜！美味しそう！いただきます！」
しかし俺ら二人の前に出されたのは茶だった。
A「食べてきたんでしょ？そのくらいわかるよw明日の朝とかお昼のお弁当に詰めてあげるから、今日はやめておいてね」ﾆｺｯ
そう言うAに一言。
甚爾・恵「「愛妻弁当...っ！！」」
恵とハモったが知らん←
俺らは愛妻弁当が楽しみで夜も寝られず(食いすぎて寝れなかっただけ)朝を迎え、Aから弁当を受け取った。
A「あ、恵、これ悠仁くんと野薔薇ちゃんにも持っていってあげて。作り過ぎちゃったから」ﾆｺｯ
恵が弁当を受け取ってｽﾝｯとしていた。
甚爾「Aは一筋縄じゃいかねぇだろ？」
恵「ﾌｯ」
そう言えば俺に同意するように恵は鼻で笑った。
A「いってらっしゃい！」
甚爾・恵「「いってくる」」
これが俺ら親子の奮闘記だ。
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お松 - クォーターオモロｗｗいやーまじでこれ好き♡更新頑張ってください！ (11月25日 17時) (
レス) @page20 id: f0ee455632 (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - ドンピシャハマりました🙇♀マジでめっちゃ好きです！！他の作品も見せてもらっていますがどれも最高です✨後、七海のワタシ、クォーターのところめっちゃ好きですww吹いちゃいましたww本当に最高です✨更新頑張ってください❗ (8月7日 9時) (レス) @page21 id: 90fd568f40 (このIDを非表示/違反報告)
わんだほーい！ - すごく好きです！更新がんばってください！！ (8月6日 4時) (レス) @page17 id: 387c9e438b (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - シリアスにゴリラは強過ぎて笑いました！ (8月5日 17時) (レス) @page18 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
一般星人 - イケメンが増える増える…頑張ってください！ (8月5日 14時) (レス) id: 68366e79b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年8月2日 4時
