親友 ページ4
Aside
A「五条悟はなんの疑いもなくそれを信じる。そして、来週の同じ曜日同じ時間に家入硝子を連れてくる。私がここを離れてすぐここであった事は忘れる」
契約と違うのは私が無条件で命じる事ができる点。
あーあ、
五条悟を覗いて...本当は夏の計画に邪魔なら殺しちゃおうかと思ったのに...
五条悟にとって夏は、離反してもなお親友なんだ...
夏にとって五条悟もきっと親友なんだろうな...
私に五条悟の名前を悟としか教えなかった理由も納得がいく。
夏が、もし戻りたくなってもいいように...
私が両面宿儺とタメ張るくらいの悪者演じてやろうじゃん。
だって私は、呪霊だもん。
◆
◆
◆
傑「で?」
A「本当だって!!自分の可愛い猿信じろよ!!本当に五条悟とは戦ってないって!!」
傑「本っっっっ当に君はバカだ!!悟としか教えてないのに何故フルネームで知ってるんだバカ!フルネーム言ってる時点で会ってるって事だろバカ!!」
A「バカバカ言わないでよ!バカでも愛せよ猿を!!」
結局何でかは分からないけど夏に五条悟と会ったことがバレた。
なんでだろ...
傑「大体、A...この酷い傷...」
あれ?
おかしいな。
夏の姿で怪我した覚えもなければ、猿の姿に戻ってからも怪我なんて...
A「あ"ぁ"っ!!無下限で弾かれたときなんか痛かった!!」
そうかそうか。
無下限に弾かれたとき猿の姿だった...
なんだかスッキリって思ってたら去っていこうとしたところを尻尾掴まれた。
傑「私が、悟の名前を教えなかった理由も、君を悟のところへ行かせたくなかった理由も、君はバカだから分かってないんだろうね...」
怒りを孕んだ目で私を抱いて移動する夏。
珍しいな、そんなに五条悟をどうこうされるの嫌だったのか。
傑「Aが大事だからだよ...他の仲間たちと比べても一番長い付き合いだっていうのもある、でも...。Aはバカなのに変に気を使ったり、私を慰めるようなことをする事がある...。それが心地よくて、居なくなってほしくないんだよ...」
怒ったり、今度は悲しそうな顔をしたり...
夏って忙しいんだな。
そんな事を考えてくすぐったい気持ちに知らないふりをした。
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moo(プロフ) - リクエスト作品ありがとうございます!ギャグとシリアスのハーモニーが最高に面白かったです!夏呼びが堪らなく愛おしいですー! (7月12日 4時) (レス) @page15 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 初コメ失礼します。七海建人のビビリなウサギちゃんと言うお話が大好きでいたのですが、伊織様だと知らず、ビビりましたw続編なのですが出ていないのでバグだと思います。もう一度設定する事をお勧めします!多分治ると思うので...更新無理のない程度で頑張ってください (7月10日 14時) (レス) @page12 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2023年7月9日 19時