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他力 ページ22

傑side

五条くらいには...胸の内吐けよ。

熱にうなされる中そう聞こえた気がした。
朝起きれば目を開けて見えたのはAの顔...

傑「うつるかもしれないからって言ったのに...」

猿姿のAを久々に見た気がする。
色んなことがあったから、きっと相当疲れが溜まっていたんだろう。

カシャッ

猿姿の寝顔が見られるのも私の特権か...
なんて思いながら携帯をみても、モヤモヤが晴れることがない。

悟...に、か。

A「・・・」

ボーッと一瞬すればAの目が空いていた。

ポフン

すると、自分の姿に気づいたのか人の姿に。

傑「何、ぎゅってされたくなっちゃった?」ニヤッ

パシーン

傑「えっ、、、、えっ、、、寝た?」

えっ???
人の姿になったと思ったら、頬叩かれたんだが?
えっ、、、寝た???寝たのこの子??

私の頬を叩いてぐでーっと寝てられるのなんて...

傑「Aだけだよ...」

そう言って起き上がればシャワーを浴びて着替え仕事へ、、、

ガシッ

A「置いていくの!?置いて、いくの!?え、置いていくの!?!?」

腰のあたりをガッシリホールドでかきつかれた。

傑「A、何かあった?今日、変だよ?」

A「き、き、き、気のせい、ダスヨ、、、」

とりあえず様子のおかしいAを俵のように担ぎ上げれば高専に向かった。

硝子に見せるもニヤニヤされ異常なしと言われた。
ニヤニヤが気になって仕方ないんだが...

硝子に見せたらAはそそくさと何処かに行ってしまったから、職員室でハァとため息をつく。

悟「傑?」

上を向いて目を瞑っていれば悟が声をかけてきた。
背後に近づいてきた事に気づけないほど、どうやら私は疲弊していたらしい...

悟「なんか、あった?」

なんか、あった?
その問いに無性に腹がたった。

そうだよ。何かあるんだよ。
私が理子ちゃんの事でモヤモヤしていた時も、君との力の差を感じた時も、灰原が死んだ時も、美々子と菜々子を拾ったときもそうだ。

何かあったから私はこうなった。
何かあったから、私は君に背を向けた。
己の道だと必死に誰にも肯定されない道を歩んだ。

君のその一言が、学生時代にあったなら...

こんな事には、、、なっていなかったかもしれない、、、

結局他力本願か。
でも、、、そう、君に期待していた一面があった。

傑「悟、表でろよ」

真っ直ぐ悟を見れば悟は目隠しを外した。

悟「一人じゃ寂しいだろ?出てやるよ」

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moo(プロフ) - リクエスト作品ありがとうございます!ギャグとシリアスのハーモニーが最高に面白かったです!夏呼びが堪らなく愛おしいですー! (7月12日 4時) (レス) @page15 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 初コメ失礼します。七海建人のビビリなウサギちゃんと言うお話が大好きでいたのですが、伊織様だと知らず、ビビりましたw続編なのですが出ていないのでバグだと思います。もう一度設定する事をお勧めします!多分治ると思うので...更新無理のない程度で頑張ってください (7月10日 14時) (レス) @page12 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2023年7月9日 19時

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