緊張 ページ19
傑side
傑「にわかに信じがたいんだけど...からかってる？」
A「私の信用も地に落ちたね。私の言葉はワシントン条約によって安心安全信頼すべて保証されてるはずなんだけど」
ﾑﾆｯ
A「ｲﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ、ｲﾀﾞｲﾃﾞｽ夏ｻﾝ！」
傑「真面目に答えて...あまり冗談を言っていられるほど今の私には余裕がないんだよ...」
Aの頬をつねればﾑｯとしている。
多分、私が暗い顔をしているから和ませたかったんだろう。
A「ちゃんと好きだよ？夏がいらないって言ったら誰でも殺してあげられるくらいには！」
ﾆｺｯと笑うその笑顔には曇り一つなかった。
ｶﾞｼｯ
傑「ワシントン条約で守られてるからって言い気にならないようにね。逆にやられるよAのちっちゃい頭じゃ」
「真面目に答えたのに何それ！？蹴る！？蹴るか！？」と暴れだしたAにベッと軽く下を出してやれば眉も口もつりあげている。
怒ってるけど嬉しいときの表情だなあれ。
私の勘違いではなかったらしい。
ちゃんとAの中で私はある程度特別な立ち位置にいる。
それが分かっただけでホッとした...
ｷﾞｭｯ
ﾁｭｯ
傑「はぁ？」
A「前髪じゃまー！」ﾆｯ
立ったところで飛びついてきたと思えば唇に軽く触れる程度のキスをされた。
顔を離して私の前髪を乱雑に撫でれば遠くへ走っていくA。
傑「はぁ...まだ私がどれだけAを好きか伝えられていないんだけど...」
まったく...と言って深いため息をつく。
そのため息が幸せを噛み締めるものなのか、それとも呆れからなのか。あるいは両方か。
分かってしまう今の気持ちとそれに比例するように緩んでしまう頬。
暫くは職員室に帰れそうにない...
◆
◆
◆
Aside
A「ゲロ緊張した。パネェな」
悠仁「A口悪くなってね？どこで覚えてきたんだよさっきの一瞬で。つーか帰ってきたしこっち...」
「熱でもあるん？」と赤くなった顔を指摘されるがどうでもいい←
宿儺「恋愛ますたーの俺があどばいすでもくれてやろう」
A「宿儺ｻﾝはマスターもアドバイスも言えてないから平安くらいからやり直してもろて」
悠仁「やめろよ、じーちゃん(宿儺)いじめんなよ！また刻まれたって夏油先生たちのところに泣きつきに行くのがオチじゃん！未来見えてんじゃん！！なんで突っ込むのそれで！？」
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moo(プロフ) - リクエスト作品ありがとうございます!ギャグとシリアスのハーモニーが最高に面白かったです！夏呼びが堪らなく愛おしいですー! (7月12日 4時) (
レス) @page15 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 初コメ失礼します。七海建人のビビリなウサギちゃんと言うお話が大好きでいたのですが、伊織様だと知らず、ビビりましたw続編なのですが出ていないのでバグだと思います。もう一度設定する事をお勧めします！多分治ると思うので...更新無理のない程度で頑張ってください (7月10日 14時) (レス) @page12 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年7月9日 19時
